原口が念願の左サイドで躍動! 会心の先制弾に「僕の良さは開いた時に出る」

勝利必須のタイ戦で主戦場でのスタメンを勝ち取る

 まさに“自分の家”で躍動した。6日のロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2戦のタイ戦で、日本代表FW原口元気はスタメン出場すると前半18分に先制ゴール。2-0で勝利したゲームの決勝点を挙げた。

 左サイドハーフという、自らの最も得意とするポジションで文句なしに結果を出した。昨年に就任したバヒド・ハリルホジッチ監督からは「中盤ならサイドも中央もできる選手」と評価されて代表に定着し、ボランチで起用される試合も続いたが、この試合では主戦場でスタメンを勝ち取った。

 普段から戦い慣れているポジションであることを証明したのが、先制ゴールの場面だった。前半18分、右サイドからDF酒井宏樹がクロスを上げると、「逆サイドからクロスが上がる時は、センターフォワードの後ろに入るように心掛けていた」との言葉通り、ニアサイドでマークを引きつけたFW本田圭佑の背後に入り込んだ。体をひねりながらダイビングヘッドを決め、日本に待望の先制点をもたらした。

 そして、持ち味のドリブルを生かしたプレーでも躍動する。左サイドバックの酒井高徳との関係は「第一として裏を取るのが優先だったけど、僕の良さは開いた時に出る。今日は幅を取って、サイドからもいい攻撃ができたと思う」と話した。原口がスタートポジションをサイドに開いて取ることで、トップ下のMF香川真司のプレーエリアが広がる相乗効果も見せた。後半19分には、香川に決定的なラストパスも通した。

 

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