なぜジェズス、スターリングら放出? マンCペップ監督が“互いのメリット”強調「どうやって最大限の力を引き出せるんだ?」

新天地へ移籍をしたFWガブリエル・ジェズスとFWラヒーム・スターリング【写真:ロイター】
新天地へ移籍をしたFWガブリエル・ジェズスとFWラヒーム・スターリング【写真:ロイター】

「もし選手が去りたいのであれば、解決策を見つける」と言及

 プレミアリーグ2連覇中のマンチェスター・シティは、今夏の移籍市場で同じイングランドのライバルクラブであるアーセナルに、ブラジル代表FWガブリエル・ジェズスとウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコを、チェルシーにイングランド代表FWラヒーム・スターリングを放出した。ジェズスを筆頭に、彼らは新天地で活躍を見せているが、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、移籍を認めた判断が正しかったと主張している。英紙「メトロ」が報じた。

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 シティは夏の移籍市場でドイツ1部ドルトムントからノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドを、イングランド1部リーズからイングランド代表MFカルビン・フィリップスを獲得した。結果を出したシーズンの直後にも関わらず、攻撃陣が大きく入れ替わることになっている。

 ジェズス、ジンチェンコ、スターリングは、より多くの出場時間を求め退団。スターリングはシティ時代の不満について「誰もが必要とされていると感じたいし、サッカーでも同じだ。気持ちを込めてプレーして、子供の誕生日も犠牲して、あのように扱われたらがっかりする。僕は当時、苛立っていたし、怒っていた。素晴らしい時間を過ごした場所で、あんな終わり方になったのは残念だった」と、コメントした。

 これを受けグアルディオラ監督は、そうした感情が見えたからこそ、彼らの放出に踏み切ったと語っている。

「もし、残ることを希望しない選手に残留を強いた場合、どうやって彼の最大限の力を引き出せるというんだ? それは不可能だ。私はこれ以上、選手を失いたくない。今、手元にいるチームが大好きだからね。練習からも、非常にリラックスできる。もう6、7年も一緒で、信じられないほど、お互いのことを知っているからだ。悪い時も、彼らがどう対処するか知っている。彼らは素晴らしいプロフェッショナルだ」と、現在のチームについての満足感を語った。

 そして、「私は、全員が一緒にいることを望んでいるが、同時に移籍市場が10日から15日で閉まる。もし選手が去りたいのであれば、解決策を見つける。どのような策になるかは、分からないけれど、見つけ出すよ」と語っている。

 現在、シティではポルトガル代表MFベルナルド・シルバが、バルセロナへの移籍を希望していると報じられている。シティは、1億ユーロ(約138億円)以下の移籍金なら応じない姿勢を打ち出しているが、グアルディオラ監督は希望どおりに、現有戦力を維持できるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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