浦和の“10番”モーベルグ、本領発揮のステージへ 酒井宏樹も絶賛、スウェーデン人レフティーから漂う“本物”の匂い

JDT戦で2ゴールを決めたMFダヴィド・モーベルグ【写真:Getty Images】
JDT戦で2ゴールを決めたMFダヴィド・モーベルグ【写真:Getty Images】

ACLジョホール戦で2ゴールと躍動、6月以降の公式戦で8ゴールと好調アピール

 浦和レッズは8月19日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のラウンド16、ジョホール・ダルル・タクジム(JDT、マレーシア)と対戦。2ゴールを挙げて5-0の勝利に導いたMFダヴィド・モーベルグがプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選出された。

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 モーベルグは右サイドハーフでスタメン出場すると、前半19分にワールドクラスの一撃を放った。ゴール正面、約20メートルの位置で得たフリーキックのキッカーに立つと、ゴール右上を狙った左足キックは鋭くスライドするような軌道でセービングに飛びついたGKの手から逃げるように、本当にゴール右上の角のところでゴールポストに当たってゴール内へ吸い込まれた。

 ボールのスピードもコースも最高クラスの一撃を決めた「10番」は、「どうだ」とばかりに両手を広げて喜びを表現した。

 さらにモーベルグは前半39分、FW松尾佑介が右45度付近からファーサイドにクロスを上げると、それを折り返したFW小泉佳穂のラストパスに左足で合わせてゴール。相手DFとGKの間にできたシュートコースに当たり前のように流し込んで、高いテクニックを示した。

 試合後の記者会見に出席したモーベルグは「対戦相手も非常にいいチームだったと思う。このような試合で、我々もしっかりと自分たちの気持ちを強く出し、楽しんでプレーすることができた。スコアも意識しながらプレーすることができ、追加点も挙げることができて良かった。自分が点を取ったことも非常に良かったとは思うが、一番大事なのはチームが勝ったこと」と冷静に振り返っていた。

 モーベルグは昨季までチェコの名門スパルタ・プラハでプレーし、スウェーデン代表として3試合の出場歴も持つ。今季の目玉補強だったが新型コロナウイルスの影響で入国できず、3月になってから浦和にやってきた。チームへの順応、コンディションの向上にも多少の時間を要したが、ここ2か月ほどで一気に状態を上げて6月以降の公式戦で8ゴールをマークしている。

 右サイドバックに入る日本代表DF酒井宏樹との関係も良好で、酒井はモーベルグについて「モーベルグ選手とはやりやすさをいつも感じる。プレースタイルがかなりヨーロッパ的で、僕もヨーロッパに9年いたので」と話す。一方で、酒井がその取材対応をしている後ろを通りかかったモーベルグは笑顔で「ビッグプレーヤー!」と声を掛けて周囲も笑わせ、ピッチ外でも良い関係が垣間見えた。

 テクニカルなフェイントからの突破もさることながら、この試合のフリーキックに示されるようなキックの正確性はクロス、シュートの精度という点でも群を抜く。一気に存在感を大きくしているレフティーは「監督の信頼を得て起用され続けることができれば、FKだけでなく色々な形のゴールでそれに応えたい」と話した。

 浦和は3回目のアジア制覇を目指しているが、2007年にはFWワシントンとMFロブソン・ポンテ、17年にはFWラファエル・シルバやFWズラタンといった「ここ」という場面でゲームを決める外国人選手の力は際立った。モーベルグも浦和のそうした頼れるアタッカーの系譜を継ぐ活躍を見せようとしている。

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