元Jリーガー→プロ雀士、関係者も驚愕の異色転身 “二刀流”に意欲、夢は麻雀界のエース級1000万円プレーヤー

RMU副代表の藤中慎一郎プロ(左)、女流雀士のだてあずみ。プロ(右)【写真艇提供:RMU】
RMU副代表の藤中慎一郎プロ(左)、女流雀士のだてあずみ。プロ(右)【写真艇提供:RMU】

麻雀界の“1000万円プレーヤー”を目指す

 田島が出場を目指すMリーグは、最低年俸が推定400万円、エース級は年俸1000~2000万円とも言われる。しかし、プロ雀士が約2000人いるのに対し、最高峰の舞台に立てるのはわずか32人(全8チームで4選手ずつ)。麻雀競技だけで生計を立てられる選手は全体の1割にも満たず、団体のスタッフとして、大会運営、事務員などで収入を得るパターン、会社員として勤務しながら二足の草鞋を履くなど、生き方はさまざまだ。

 田島自身、2019年に地元・北海道で函館市と北斗市を拠点とするサッカースクール「フットライズサッカーアカデミー」を開校しており、セカンドキャリアに向けた準備はしていた。「身体が動くうちはもう少しサッカーも続けたいと思っています」と、“二刀流”にも意欲を見せるが、麻雀で大きな目標を掲げる。

「僕は高校時代も無名だったし、サッカーで優勝した経験がありません。1位とは無縁だったので、麻雀で何か形としてタイトルを獲りたいです。将来的には雀荘カフェを持ちたいと思っていて、みんなが麻雀を楽しめるような場所を提供することで、競技の普及にもつながると考えてます。Mリーグで年俸1000万円は、サッカー界で言う1億円プレーヤーとかそういうレベル。決して簡単なことではありません。

 ただ、やると決めたい以上は応援してくださる方々の期待に応えたい。麻雀はほかの3人の状況を見ながら判断しないといけないので、決断力、予測の部分はサッカーに通じるものが少しあると思います。がっかりされないようにしっかり勉強して、麻雀に真摯に打ち込んで、ワクワクするような魅せる打ち方を披露したいなと。RMU代表の多井さんは相手の捨て牌とか読みが凄くて、僕の憧れ。まだお会いできていないですが、いつか一緒に麻雀を打つことが1つの夢です」

 来年3月までに計5回の研修をこなし、翌4月から本格的にリーグ戦や各団体が主催する大会への参戦が可能となる田島。元Jリーガーとして、異色のチャレンジがいよいよ幕を開ける。

(文中敬称略)

[プロフィール]
田島翔(たじま・しょう)/1983年4月7日生まれ、北海道出身。函館工業高―クレメンティFC(シンガポール)―琉球―NKバルテクス(クロアチア)―TSKロセス(スペイン)―熊本―シュライカー大阪サテライト(フットサル)―オークランド・シティFC(ニュージーランド)―マイアミ・ユナイテッドFC―ラスベガス・シティFC(ともにアメリカ)―ソウル・ユナイテッドFC(韓国)―FC函館ナチャーロ―SSペンナロッサ(サンマリノ)―FC.MIFUNE―江の島FC。J2通算0試合0得点。8か国18チームを渡り歩いたさすらいのボランチ。今年7月にプロ雀士となり、現在はサッカーとの“二刀流”。麻雀プロリーグ戦「Mリーグ」出場を目指して、新たなチャレンジに挑む。

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