英雄スコールズが「本当にお粗末」と酷評 プレミア開幕戦の“戦犯”に挙げたユナイテッド2選手は?
マクトミネイとフレッジの中盤に対して、ボールを失い過ぎと指摘
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは、8月6日に行われたプレミアリーグ開幕戦で日本代表MF三笘薫の所属するブライトンと対戦し、1-2で敗れた。ユナイテッドのOBであり、元イングランド代表MFポール・スコールズ氏は、スコットランド代表MFスコット・マクトミネイとブラジル代表MFフレッジを酷評した。英紙「メトロ」が報じている。
プレシーズンはFWクリスティアーノ・ロナウドの去就問題に揺れたユナイテッド。エリック・テン・ハフ監督は、ブライトンとの開幕戦でポルトガル代表FWをベンチスタートにした。前半にドイツ人MFパスカル・グロスが2点を挙げてリードしたブライトンに対し、ユナイテッドは後半8分からロナウドを投入して攻勢を強めたが、オウンゴールの1点しか挙げられずに1-2で敗れた。
三笘の出場はなかったが、ブライトンにとっては、オールド・トラフォードでの記念すべき初勝利となった。スコールズ氏は「マン・ユナイテッドにとってはショッキングなスタートとなった。そして前半は実に無秩序だった。最初の数分から、これは悪いことが起こるという予感が漂っていた」と、試合を振り返り、特に中盤の2人の選手のパフォーマンスを要因に挙げた。
「マクトミネイは、常にドリブルをしようとしていたが、バカげている。ピッチ中央でのプレーの質は、本当にお粗末だった。退場することがなくて良かったが、やや幸運だったと思う。彼はパスをすることよりも、ドリブルばかりしていた。本当にバカげているよ。フレッジも毎回のように相手にボールを渡していた。マクトミネイも、自分で仕掛けてボールを失う。最高の選手たちにパスを出せ!そんなに難しいことじゃない。今日は戦犯のような出来だった」と、ボールを失う回数が多かったと酷評した。
ユナイテッドにとっては、悪夢のスタートとなったが、対照的にブライトンにとっては最高の1日になった。2ゴールを挙げたグロスは「これ以上はないね。マンチェスター・ユナイテッドを相手に、アウェーで勝ち点3を取れたんだ。僕たちにとって、今日の勝利はとても大きいよ。ほかのチームからも点を取りたいのだけれど、なぜかいつもマン・ユナイテッドから点が取れるんだ。僕も理由は分からないけれどね」と、昨季、4-0で勝利した第36節の対戦時に続いて、ゴールを挙げたことを喜んだ。
出鼻をくじかれる形になったユナイテッドだが、テン・ハフ監督は開幕戦で出た問題を修正し、チームを良い方向に導くことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)