短時間ながら最高評価の採点「7」

　日本代表MF三笘薫の所属するイングランド1部ブライトンは、7月30日にフレンドリーマッチでスペイン1部エスパニョールと対戦して、5-1で勝利した。三笘はこの試合の後半27分から途中出場すると、持ち味のドリブルで存在感を示している。ブライトンの地元メディア「Sussex Live」は、18分強の出場となった三笘に「7」の採点を与え、今後への期待を伝えている。

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　昨シーズン、川崎フロンターレからブライトンへ移籍した三笘だが、イギリスでの労働許可証が得られずに、ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン＝ジロワーズにレンタル移籍した。ユニオンSGでレギュラーシーズン1位の大躍進に貢献した三笘は、この間に日本代表でもデビューを果たし、イングランドでの労働許可証が発行された。これを受け、2022-23シーズンからはブライトンに戻ることになったが、来週のプレミアリーグ開幕に向けて、好アピールを続けている。

　三笘はブライトンが5-0とリードした後半27分から途中出場すると、左ウイングに入り、持ち味のドリブルで積極的に仕掛けた。大きな見せ場は2つあった。同42分に、緩急の利いたドリブルでマッチアップしたDFオスカル・ヒルを抜き去ってから味方へパス。その2分後にも、左サイドを突破してゴール前にクロスを入れる。チームメイトのシュートが大きく枠を外れ、アシストにはならなかったが決定機を演出した。

　チームが圧倒したこともあり、「Sussex Live」の採点でも高い評価点が目立ったが、途中出場した7選手で、三笘に付けられた採点「７」は、MFアダム・ララーナに並ぶ最高得点。寸評では「彼がボールを持つたびに、電撃が走った。途中出場者は電光石火のスピードで、オスカル・ヒルを簡単に抜き去った。見るべき選手の一人」と、今後に向けて高い期待値を送った。

　8月7日のプレミアリーグ開幕戦では、マンチェスター・ユナイテッドと対戦するブライトン。評価を高めている三笘は、この試合でプレミアデビューを果たすことになるだろうか。