稲本潤一が明かす、カタールW杯メンバー構成の「ヒント」 “前評判の悪かったチーム”が躍進した訳「周りの声は気にせず」

強豪のスペイン、ドイツと同居も「チャンスは全然ある」

 森保ジャパンは、カタールW杯のグループリーグで優勝経験国のスペイン(FIFAランキング6位)とドイツ(同11位)、大陸間プレーオフを勝ち上がったコスタリカ(同34位)と対戦予定。“死の組”とも言われるなかで、稲本は「(ベスト8以上で)歴史を変えてほしい」とメッセージを送る。

「大半の選手がヨーロッパでプレーしているし、僕らがいた時とは比べ物にならないくらい、代表チームのレベル、選手のレベルが上がっています。ワールドカップは特別な舞台。そのなかで、日本にとっては献身性が重要な要素で、チームのためにどう戦うか。前評判の悪かったチームがベスト16になっている過去を見ると、反骨心がパワーの1つになっています。でも、周りの声は気にせず、実力で結果を出してほしいし、今の日本代表にはそれだけの選手が揃っている。もちろん、スペイン、ドイツと同じ厳しいグループだとは思いますけど、勝てるチャンスは全然あると思います」

 百戦錬磨の稲本は、初の大会ベスト8入りを目指す森保ジャパンの快進撃に期待を寄せていた。

[プロフィール]
稲本潤一(いなもと・じゅんいち)/1979年9月18日生まれ、大阪府出身。ガンバ大阪ユース―ガンバ大阪―アーセナルーフルハム―ウエスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)―カーディフ―WBA(いずれもイングランド)―ガラタサライ(トルコ)―フランクフルト(ドイツ)―レンヌ(フランス)―川崎―札幌―相模原―南葛SC。J1通算225試合19得点、J2通算48試合1得点、J3通算10試合1得点、日本代表通算82試合5得点。プレミアリーグの名門アーセナルと契約し、イングランドなど海外4か国を渡り歩いた熟練の万能ボランチ。ワールドカップには計3回(2002年、06年、10年)出場し、小野伸二らが名を連ねる“黄金世代”の1人として、長年日本サッカー界を牽引してきた。

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