ミラン本田2試合連続で屈辱の出番なし… ナポリ戦で2人退場者のトラブルで2−4完敗

定位置争いのスソが衝撃弾で一時同点も

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは27日のリーグ第2節で強豪ナポリとのアウェーゲームを戦った。前半に2点を奪われたミランは、後半の立ち上がりに前線の個人技で2点を奪い同点に追いついた。しかし、徐々に地力の差を見せつけられると退場者も2人出す苦しい展開で、最終的には2-4の完敗に終わった。ベンチスタートの本田は今季も栄光の10番を背負いながら、開幕戦に続き2試合連続の出番なしという屈辱に終わった。

 ミランは前節の試合終了間際に退場処分となったDFガブリエル・パレッタが出場停止になり、そこに新加入のDFグスタボ・ゴメスが入った。中盤から前線の構成に変化はなく、3トップは右からスソ、カルロス・バッカ、エムベイエ・ニアングが並んだ。本田はプレシーズンに続き、右ウイングの座をスソから取り戻すことができなかった。

 試合序盤はミランがリズム良くボールをつなぐサッカーを展開し、前半8分にニアングが左からグラウンダーのクロスを入れると、ファーサイドでフリーのDFイニャツィオ・アバーテが合わせた。無人のゴールに押し込むだけの決定機だったが、クロスバーの上にシュートを飛ばしてしまった。

 ナポリは落ち着きを取り戻すと、同18分に左サイドからFWドリース・メルテンスがシュート巻き込むようなシュートを放った。これはゴールポストに当たったが、跳ね返ったボールをアヤックスから新加入のポーランド代表FWアレク・ミリクが押し込んでゴール。セリエA初ゴールが先制点になった。さらに同33分、FWホセ・カジェホンの左コーナーキックをミリクがヘッドで合わせ、2-0とナポリがリードを広げて前半を終えた。

 

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