土壇場の悪夢で18試合ぶり白星霧散… 闘莉王観戦の名古屋が東京戦で終了間際に同点弾許す

5月4日の横浜FM戦以来の白星遠い

 後半も時間が刻々と流れていき、勝利への期待がピークに達しようかという後半アディショナルタイムに、非情な結末が待っていた。GKを含めて11人が自陣に下がりながらも、ボールに対してアプローチできない悪いクセが顔を出すと、ペナルティーエリアのほぼライン上、やや左サイドでボールを受けた中島に右足を振り抜かれた。遅れてブロックに行った選手に当たると、ボールはコースを変えて名手の楢崎正剛も反応できないゴール右隅へ吸い込まれた。

 この悲劇的な同点ゴールで、名古屋は新監督の初陣を飾れずに未勝利も18試合に伸びてしまった。5月4日の横浜FM戦以来の白星はならなかった。この後は日本代表活動でのリーグ中断を挟む。スタンドで見守った闘将は、この悪い流れを変えることができるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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