古巣対決に惜敗のミハイロビッチがミラン17歳GKを絶賛 「去年デビューさせるんじゃなかった」

ハットトリックのバッカも「プロフェッショナルな選手」

 ミハイロビッチ監督はこう語った。後半16分にミランMFジャコモ・ボナベントゥーラをペナルティエリア内を倒し、決定的な3点目を与えるPKを献上するなどミスもあった。だが、試合終了直前に、FWアンドレア・ペロッティがPKをゲット。同点のチャンスを迎えたが、ドンナルンマがスーパーセーブを見せた。

「PKをはじかなくても、優秀なのは分かっていたよ。こうなることが分かっていたら、去年デビューさせるんじゃなかったよ。ドンナルンマもバッカも優秀だった。彼らはプロフェッショナルな選手たちだ、常に応援しているよ。目標を達成するように祈っている」

 豪快なセルビア人指揮官は味のあるコメントで脱帽した。昨季10月、レアル・マドリードで活躍したスペイン人GKディエゴ・ロペスという前年度の正守護神が君臨していたにも関わらず、当時16歳のドンナルンマを抜擢。トップチームのレギュラーとして固定した。

 ドンナルンマは今やミランの至宝とも呼べる存在となった。教え子のセーブとエースとして信頼し続けてきたバッカのハットトリックでトリノは開幕黒星となったが、ミハイロビッチ監督は潔く古巣の勝利を讃えていた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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