ミラン17歳守護神は「ゴーストバスターズ」 開幕戦出番なしの本田はライバルの低評価で次節出場も!?

地元メディア採点 GKドンナルンマと3得点バッカが最高点

 日本代表FW本田圭佑が所属するACミランは、21日のリーグ開幕戦でトリノを相手に3-2の勝利を収めた。ミラン専門のニュースサイト「milannews.it」は試合後の採点を公開。ハットトリックのコロンビア代表FWカルロス・バッカと試合終了間際にPKをストップしたGKジャンルイジ・ドンナルンマにトップタイの「8点」を与えて絶賛し、ドンナルンマを「ゴーストバスターズが現れた!」と評している。一方、屈辱のベンチ外となった本田の右ウイングで先発したスソは「左足振るわず」と低評価。次節での本田出場の可能性もあるかもしれない。

 今夏の移籍市場でウェストハムへの移籍などがうわさされた昨季チーム内得点王のバッカは、その決定力を新シーズンの開幕戦で見せつけた。前半37分にヘディングシュートを決めると、後半6分には冷静な右足シュート、同16分にはPKを決めてハットトリックを達成した。

「バッカ、8点。最初から試合の主人公になった。3つのゴールはすべて違う形であり、ホームでの3ポイントを導いた。あとは、モンテッラの戦術にどれだけ適応していけるかが今後のカギだ」

 3トップの中央で先発したバッカは、トリノDF陣の脅威になり続けた。サイドに流れる場面は少なく、常にペナルティーエリアの幅の中で相手にプレッシャーを掛けることで、両サイドの選手たちにプレーしやすい環境を与えたともいえる。そして、チャンスは確実にものにする決定力でミラン加入後初となるハットトリックをマークし、攻撃の主人公となった。

 一方で、守備の主人公と評価されたのが17歳の若き守護神ドンナルンマだった。3-2と1点リードで迎えた後半アディショナルタイム4分、ミランはトリノにPKを与えた。試合のラストプレーとなったこの場面で、ドンナルンマは相手FWアンドレア・ベロッティのシュートを完全に読み切ってセーブ。1点差を守り切った。

「ドンナルンマ、8点。ベロッティの1点目とバセッリの2点目は彼にとってノーチャンスの失点だった。3-3になることが現実になろうとしたその時、ゴーストバスターズが現れた!ベロッティのPKを完璧なセーブではじき出した」

 今年公開された新作映画になぞらえて、「ゴーストバスターズ」と勝利をつかみ取るセービングを見せた守護神を絶賛している。2失点はいずれも完全に守備陣が崩されてのものだっただけに、守備の主人公はドンナルンマだったと言えるだろう。

 

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