絶対王者ユベントスに死角なし 今季セリエAの注目はむしろ“中国マネー”ミラノ勢の動向か

デブール新監督にいかにアピールできるか

 一方のインテルは、比較的早い段階で中国企業の蘇寧グループへ株式70%を売却して資金を確保していたが、今季まで契約を残していたロベルト・マンチーニ監督と新首脳陣が移籍市場での補強方針を巡って対立。開幕まで2週間を切った8月8日に事実上の解任とされる契約解除を行い、フランク・デブール新監督を迎える不手際になった。

 現状では新監督の意向を反映した補強ができていないのが実情であり、移籍市場が閉まる今月いっぱいまで陣容が固まらなさそうな気配が漂う。シーズン序盤に内容が悪くとも勝ち点を積んでおくことができるかが、最終的な順位に反映されるだろう。当面の目標は、CL出場権を得られる3位以内だ。

 そして、ミラノ勢には日本代表選手がそれぞれ所属している。しかし、両者ともに今季の開幕に向けたチーム内での立場は苦しい。

 まず、ミランの本田圭佑は4-3-3システムの右ウイングをスソと争っている状態にあるが、6月の日本代表活動中の負傷でプレシーズンに出遅れたこともあり、レギュラー落ちの危機に瀕している。中国マネーを得たミランが駆け込みでウイングの補強に出れば、さらなる危機が訪れる可能性もある。

 一方の長友も、昨季に左サイドバックを争ったアレックス・テレスがチームを去ったものの、トルコ代表DFジャネル・エルキンとアルゼンチン代表歴を持つDFクリスティアン・アンサルディを獲得。さらに、ダビデ・サントンがウェストハムのメディカルチェックをパスできずに想定外の残留となり、飽和状態となったサイドバック争いを強いられる状況は変化していない。どれだけ早くデブール新監督の信頼を獲得できるかがテーマだ。

 

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