プレミアでも貫き通すペップ流の真髄 「90分間ボールを保持する」「スタイルを犠牲にしない」

指揮官として3カ国でのリーグ制覇が至上命題

 マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は今季プレミア初上陸となるが、勝利のために自身のスタイルを崩すつもりはないようだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」のインタビューで、「90分間ボールを持っていたい」とポゼッションサッカーへの強烈なこだわりを語っている。

 バルセロナ、バイエルン・ミュンヘンというメガクラブを渡り歩いた名将は、今夏マヌエル・ペジェグリーニ前監督の後を継いでシティの監督に就任した。

「私は90分間ボールを保持したい。ボールを持っていない時にはハイプレスをかける。なぜなら、私はボールをキープしたいからだ」

 ペップはバルセロナでもバイエルンでも、GKを含めた最終ラインにまで足下の技術に優れた選手を並べ、圧倒的なポゼッションサッカーを展開してきた。攻撃時にはサイドバックが中央に絞り、インサイドハーフの役割をこなす変幻自在のシステムを編み出すなど、常識の枠にとらわれないスタイルでタイトルを積み上げてきた。

 

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