闘莉王TVで6月シリーズやチュニジア戦について言及

　日本代表（FIFAランキング23位）は6月14日、キリンカップ決勝でチュニジア（同35位）と対戦し、0-3で敗れた。6月シリーズを2勝2敗で終えたが、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は6月シリーズのA代表4試合で森保一監督の采配を「50点」と採点。敗れたチュニジア戦に関してはW杯に向けての期待を込めて低評価を与えている。

　闘莉王氏の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新回はチュニジア戦で敗れた日本代表で森保一監督の采配だった。初戦のパラグアイ戦と3戦目のガーナ戦には快勝した日本代表だが、2戦目のブラジル戦と4試合目のチュニジア戦では枠内シュートがゼロ本での敗北となった。

　闘莉王氏は「ブラジル戦のようないい試合をすれば、（チュニジア戦のように）全部マイナスになる試合もある。勉強にすることを期待する。サッカーの監督（の手腕は）はライセンスだけじゃない。改めていろいろな試合を見て感じる」と振り返りつつ、点数で言えば、真ん中あたり。100点満点で優しい方の50点」と、収穫と課題のある6月シリーズを評価した。

　だが、完敗のチュニジア戦については「マイナス3（点）ぐらい。このような試合をワールドカップ（W杯）の初戦でやれば終わり。4年間が前半戦で終わる」と分析した。ドイツとのW杯初戦で今回のようなパフォーマンスを繰り返せば、グループリーグ敗退の可能性が高まると闘莉王氏は代表愛ゆえに提言に出ていた。