浦和ロドリゲス監督、リーグ戦再開へ攻撃改善に手ごたえ 「満足のいく内容のトレーニングができた」

浦和を率いるリカルド・ロドリゲス監督【写真:高橋 学】
浦和を率いるリカルド・ロドリゲス監督【写真:高橋 学】

後半戦初戦は名古屋と対戦

 浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は、6月17日のトレーニング後に定例のオンライン会見を行い、翌18日のJ1リーグ第17節・名古屋グランパス戦からのシーズン後半戦に向けて、攻撃の連動性を高める課題について「満足のいく内容のトレーニングができた」と自信を見せた。

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 浦和は今季、リーグ序盤に躓いて勝利から遠ざかった。2月の開幕からしばらくは最後のシュートを決め切れない場面が目立ったが、徐々に大きなチャンス自体が減っていった感もあり、16試合を終えて14位。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)も含めた過密日程だったとはいえ、リーグ戦の総得点15は現在の成績に大きな影響を与えている。

 6月1日の天皇杯2回戦、福島ユナイテッド戦(1-0)を最後に中断期間に入ると、最初の週末まではオフとなり、そこから集中してトレーニングを積んだ。ロドリゲス監督は「数日間のオフを与えて状態は良くなった。私たちスタッフもたくさんの試合で判断を下したあとで、メンタル、フィジカルにも良かった」と話したうえで、この期間について「ゲーム内容は良かったとは思うが、得点が足りない。そこについてトレーニングをしてきた」と話している。

「今回は私たちチームのベースのところをかみ砕いてチームに渡した。福島戦まで内容は悪くなかったが、チームが同時に考えて連動するところは足りなかった。加入から時間の経っていないアレックス・シャルクやダヴィド・モーベルグもいる。私のサッカーでは1人、2人がポジションにいないと大きな影響がある。そのチームプレーの部分を確認した。オフ明けのトレーニングは質も高い。練習を優先したため練習試合をしていないので試合勘やリズムは分からないが、満足のいく内容のトレーニングができた」

 15日のトレーニング後にオンライン取材に応じたシャルクも「攻撃の最終フェーズを反復して練習できた」と話していた。シーズン前半戦、特に5月に入ったころからは全体に個々がドリブルなどの仕掛けを見せる場面はあったものの、2人、3人と絡んでいく攻撃が少なかった。そうした意味では、その課題に手をつける必要にも迫られていた。

 ロドリゲス監督は「1試合ずつ戦いたい。まずは名古屋戦だけ見る。浦和にはふさわしくない順位にいる。このチームには逆境を乗り越える力があると思っている。全員が一体になって上にいかないといけない」と、後半戦を見据える。浦和の逆襲がスタートすることになるのか、そのゲーム内容にも注目される。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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