森保J、6月シリーズ全24選手を英記者が採点…最高点3人&最低点4人 「ポジションを明け渡すべき」「最も鉄板」の選手は?

右サイドバックで出場したDF山根視来【写真:高橋 学】
右サイドバックで出場したDF山根視来【写真:高橋 学】

山根が示した「新たな攻撃の次元」 板倉が「定位置取りのアピールに成功」

【DF】
山根視来(川崎フロンターレ) 6点 
 左からコンバートされた長友の代わりに先発した2試合で、スペシャリストを起用するメリットを明確に示した。新たな攻撃の次元を示し、堂安との連動でファイナルサードでのダイナミズムを示した。失点を招いたパスミスは唯一のマイナス材料。

長友佑都(FC東京) 4点 
 森保監督は長友の選出を続けるなら、右サイドでの起用は今すぐにやめた方がいい。単純に機能不全。ブラジルでは守備面で奮闘していたが、攻撃面での貢献はほぼゼロ。ベストな役割を与え、本職の右サイドバックを起用すべき。

板倉滉(シャルケ) 6点 
 冨安不在のチャンスで、センターバックで定位置取りのアピールに成功した。チュニジア戦で吉田とのコミュニケーション不全を露呈したが、大半で活躍。冨安とのコンビをW杯までにテストすべき。

谷口彰悟(川崎フロンターレ) 5点 
 フロンターレで育んだ山根との完成度の高い連係は最終ラインで大きなメリットだが、レギュラー争いではインパクト不足。バックアップとしては及第点

吉田麻也(サンプドリア) 4点 
 チュニジア戦後半の失態の数々で自らの名前に汚点を残したことは疑いの余地なし。1試合の惨劇で保守的な森保監督だけに信頼が揺らぐことはなさそうだが、W杯までにパフォーマンスの向上は求められる。

伊藤洋輝(シュツットガルト) 5点 
 4試合で3試合出場。代表キャップゼロの若手を熱心に起用したあたりは、長友の代役探しが監督の中でいかに急務か、そして、中山の評価がさほどでないことを証明した。サイズとスピード、キックの質という素材は十分だが、レギュラーになるにはミスを減らす必要大。

中山雄太(ズウォレ) 5点 
 ブラジル戦ではラフィーニャを抑える使命を果たした。長友よりも若い選択肢。W杯まで逆転の可能性を残している。

マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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