森保J、6月シリーズ全24選手を英記者が採点…最高点3人&最低点4人 「ポジションを明け渡すべき」「最も鉄板」の選手は?
【識者の目】猛者の攻勢を凌いで存在感、「森保構想ではナンバーワンGK」と称賛
日本代表は6月14日、パナソニックスタジアム吹田で行われたキリンカップ決勝でチュニジア代表と対戦し、0-3で敗れた。6 月シリーズ4連戦は2勝2敗となったが、最後に大きな課題を露呈した森保ジャパン。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ(W杯)を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏が4試合で出場した全24選手を採点した。
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6月シリーズの日本代表メンバー採点(10点満点)
【総評】
代表チームの監督がここまでの長期間を選手とともにすることは、大きな大会を除けば当たり前のことではないだろう。13日間での4試合で、森保監督は11月のカタールW杯のメンバー選考に向けた考察を深めることができたはずだ。三笘薫、遠藤航、堂安律、山根視来が輝きを放つ一方、それ以外の選手が6月のパフォーマンスで指揮官を納得させるパフォーマンスを見せられたか極めて疑わしい。
【GK】
権田修一(清水エスパルス) 6点
ブラジル戦で先発したことで、森保構想ではナンバーワンGKであることが改めて浮き彫りになった。ネイマールら猛者の攻勢の大部分を凌いだことで、カタールW杯レギュラーの立ち位置を強化した。
川島永嗣(ストラスブール) 5点
森保監督がガーナ戦で先発起用したことで一体何を得たのか? まるで理解不能。なぜ、4連戦で大迫敬介を起用しなかったのか。チームにベテランの経験をもたらすだろうが、最高でも3番手。若手にスペースを与えるべき。
シュミット・ダニエル(シント=トロイデン) 6点
2試合先発。チュニジア戦では判断ミスから失点を生むシーンもあったが、権田のバックアップとしての立場は強固に。
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。