「強い、強すぎる」と闘莉王も感嘆したブラジルの快勝劇 反骨精神で悲願の五輪金メダルに王手

衝撃の14秒弾を生み出した反発力

 「この試合は反発からスタートした。ブラジルでは大変なことになっていて、今回のリオ五輪代表チームは壮絶なバッシングを受けていた。『女子サッカー選手がお金をもらえないのに、大金を稼いでいる男子はなんでやる気がないのか』と、グループリーグでの不甲斐ない戦いから批判を受けていた。

 スタジアムではブラジル女子代表のエース、マルタの名前を叫ぶ声が鳴り響き、背番号10ネイマールの代表ユニホームを着ていた少年が、マジックでネイマールの名前にバツを付けて、マルタの名前を書いていたニュースもあった。それくらいブラジル国民は怒っていた。今回のマラカナンでの勝利で少しは収まったと思う」

 女子代表が引き合いに出されるほどの大バッシングを浴びていたブラジル。高まる批判の声を払拭するには、金メダル獲得しかない――。その思いがブラジルの選手に火を付け、試合開始直後からのハイプレスとネイマールの14秒弾につながったと闘莉王は分析。ブラジル国内では、エースのネイマールにも怒りの矛先が向けられていたという。

「1、2試合目はネイマールも夜遊びの話題ばかりだった。ブラジル人はそういうところも厳しい。大会では調子が上がらずに、1試合目、2試合目はゴールが決まらなかった。『もっと練習しろ』という批判が渦巻いていた。でも、彼の実力は誰もが知るところ。チームのタレント力も今大会では抜けている。フィジカル的な部分が良くなり、ネイマールが本来のパフォーマンスを発揮し始めた。そうなると強い」

 

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