日本の弱点は「ディフェンス」 チュニジア監督が指摘「難しい状況に置かれるとミスをする」

チュニジアのジャレル・カドリ監督【写真:Getty Images】
チュニジアのジャレル・カドリ監督【写真:Getty Images】

キリンカップ決勝戦で日本と対戦し3-0快勝、カドリ監督“狙い通り”強調

 チュニジア代表は6月14日、キリンカップ決勝戦で日本代表と対戦し、3-0で快勝した。試合後、ジャレル・カドリ監督は「結果的にはチュニジアチームの方が戦略的に良い作戦で臨めた」と狙い通りだったことを明かし、日本の弱点にも言及した。

 カタール・ワールドカップ(W杯)出場国のチュニジアは、試合序盤から組織的な守備で日本を苦しめ、高い位置でボールを奪った流れから積極的にゴールへ迫った。スコアレスで迎えた後半9分には、DF吉田麻也のファウルを誘って獲得したPKをMFモハメド・アリ・ベン・ロムダンが決めて先制に成功する。

 さらに同31分、日本の守備陣の連係ミスを突く形からMFフェルジャニ・サシが加点。同アディショナルタイムにもFWイサム・ジェバリがミドルシュートを叩き込み、3-0で快勝した。

 カドリ監督は試合後、「日本は大変すばらしいチーム」と称えつつも、「結果的にはチュニジアチームの方が戦略的に良い作戦で臨めた。試合それぞれの局面でどうすべきかを選手たちがよく分かっていたのが勝因」と、狙い通りの試合展開に運べたことを強調した。

 一方で日本の弱点にも言及。キャプテンの吉田が全失点に絡む形からゴールを重ねたことを問われると、同監督は「ディフェンスは難しい状況に置かれるとミスをする。特にボールを背後につけることを狙った」と、守備に穴があったことを指摘した。

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