「自分の価値を証明するために」 南野拓実、W杯イヤーの去就に言及「レベルアップが必要と感じた」

日本代表MF南野拓実【写真:Getty Images】
日本代表MF南野拓実【写真:Getty Images】

リバプールではリーグ戦で控えの時期が続き、「手ごたえより悔しさしかない」

 日本代表MF南野拓実が6月13日、キリンカップ・チュニジア戦を前にオンライン取材に対応。噂が飛び交う今夏の去就について、「レベルアップが必要と感じた」と胸中を明かした。

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 リバプール3年目を迎えた南野は今季、FAカップで4試合3ゴール、リーグカップ(カラバオカップ)で5試合4ゴールを記録した一方、プレミアリーグでは1試合の先発にとどまり、11試合(計176分)で3ゴールという数字に終わった。「選手として試合に出られない難しい期間がここまで続いたことがなかった」と、今季の難しさを振り返る。

「そのなかで、コンディション維持や悔しい思いを次につなげるのが選手として成長したと思う。すべてのタイトルの可能性を残してシーズンを最後まで戦えたのは、悔しかったけれども1人のサッカー選手としては充実していた。同時にどうでもいい試合とは思わないけど、重要な試合に出て結果を残すことに意味があるので、自分は大したことをしたと思っていない。当たり前のことをしていただけ。手ごたえより悔しさしかない」

 その期間、心の支えになっていたものを問われた南野は、「外部のことは考えず、自分の価値を証明するために奮い立たせて頑張っていただけ」と、ひたすら自分と向き合っていたことを明かす。

 現在、フランス1部モナコ、イングランド1部リーズやウォルバーハンプトンが動き出していると伝えられているが、「個人的には何も決まっていない」と前置きしたうえで、ワールドカップイヤーへの思いを語る。

「試合にしっかり出場して最高のコンディションでW杯を迎えたい。かつ、レベルアップが必要とブラジル戦でも感じた。それを踏まえていろいろと決断できればいい」

 日本の10番を背負う南野にとって、重要な半年間となるのは間違いない。

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