ガーナ戦で堂安、三笘、上田、久保らを先発起用　チーム内での競争も激化

　森保一監督率いる日本代表は、6月10日に行われたキリンカップ第1戦でガーナに4-1で勝利した。ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」は森保ジャパンの“東京五輪カルテット起用”に注目。「三笘や堂安は余裕で先発できるレベル」と称えている。

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　6月シリーズ第3戦となったガーナ戦では、中盤から前線にかけてFW堂安律（PSV）、FW三笘薫（ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ）、FW上田綺世（鹿島アントラーズ）、MF久保建英（マジョルカ）と東京五輪に出場した若手が並んだ。

　立ち上がりから堂安と久保が積極的に仕掛け、前半29分に久保と堂安が絡み、最後はDF山根視来（川崎フロンターレ）が流し込んで日本が先制。1-1で迎えた前半アディショナルタイムには三笘がシュート性のクロスを送り、そのまま吸い込まれて勝ち越すと、後半には三笘のドリブル突破から久保がA代表初ゴールをマークした。その後、FW前田大然（セルティック）にもA代表初ゴールが生まれ、4-1と快勝している。

　記事では「惜敗したブラジル戦から日本はスタメンを9人変更し（吉田と遠藤のみ継続）、再び『攻撃モード』に切り替えたのである。森保監督は東京五輪で活躍した三笘薫、堂安律、久保建英、上田綺世の若い攻撃カルテットを起用した」と指揮官の采配にも注目。三笘、久保が結果を残して期待に応えており、「攻撃の最適なテストと言えるかもしれない。三笘や堂安は余裕で先発出場できるレベルにある」と、先発起用に太鼓判を押している。

　また「久保が代表チームで最高のプレーを見せ、上田綺世が結果を残せなくても、代わって入った前田大然がわずか数分でゴールを決め、FWの座を争うことになった」と続け、チーム内での競争が激化している点にも言及。6月シリーズの最終戦となる14日のチュニジア戦では誰が起用されるのか注目が集まりそうだ。