「生き残りを懸けたアピール合戦」 日本代表OBが予想するキリン杯ガーナ戦のスタメンは?

日本代表、ガーナ戦のスタメン予想【画像:FOOTBALL ZONE】
日本代表、ガーナ戦のスタメン予想【画像:FOOTBALL ZONE】

【専門家の目|栗原勇蔵】パラグアイ戦でA代表デビューを飾った伊藤は注目選手

 日本代表は6月10日、キリンカップでガーナ(FIFAランキング60位)と対戦する。南米のパラグアイ、ブラジルとのキリンチャレンジカップを終え、6月シリーズの後半戦となる一戦。元日本代表DF栗原勇蔵氏は大胆な選手起用に期待を寄せている。(取材・構成=FOOTBALL ZONE編集部)

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 日本(FIFAランキング23位)は、今年11月に開幕するカタールW杯に向けた強化の一環として、6月2日から14日にかけて国内で計4試合の国際親善試合を実施。前半戦となったキリンチャレンジカップでは、パラグアイ(同50位)相手に4-1で勝利した一方、王国ブラジル(同1位)には0-1で敗れた。

 森保一監督は6月9日の前日会見で、ガーナ戦に関して「全員ではないが、スタートで出場機会を得ていない選手にもスタートからプレーしてもらえるようにしたい」と語り、ブラジル戦からメンバーを入れ替えることを示唆した。

 GKはすでにシュミット・ダニエル(シント=トロイデン)と権田修一(清水エスパルス)が起用され、川島永嗣(ストラスブール)と大迫敬介(サンフレッチェ広島)がまだ出場なし。22歳の大迫に2019年以来の経験を積ませる可能性は十分あるが、栗原氏は39歳のベテラン川島が入る形を予想する。

「若い大迫はJリーグで試合に出ていて、ある程度パフォーマンスは分かる。今季リーグ戦で1試合しか出ていない永嗣があの年齢でどこまでできるか、気になるところだと思います。長友(佑都)、永嗣は精神的支柱として必要な存在。永嗣はW杯のメンバーに入ると僕は思っています。GKはフィールドプレーヤーと違い、コーチ以外で兄貴分、リーダーがいるのが大きい。永嗣がうまくまとめていると思うので、もし出番が回って来た時にやれることを証明できるのがいい」

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栗原勇蔵

くりはら・ゆうぞう/1983年生まれ、神奈川県出身。横浜F・マリノスの下部組織で育ち、2002年にトップ昇格。元日本代表DF松田直樹、同DF中澤佑二の下でセンターバックとしての能力を磨くと、プロ5年目の06年から出場機会を増やし最終ラインに欠かせない選手へと成長した。日本代表としても活躍し、20試合3得点を記録。横浜FM一筋で18シーズンを過ごし、19年限りで現役を引退した。現在は横浜FMの「クラブシップ・キャプテン」として活動している。

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