「PKじゃない」 闘莉王がブラジル戦のジャッジに疑問…“誤審”と指摘「逆に近い」「VARチェックされないといけない」

日本代表MF遠藤航【写真:高橋 学】
日本代表MF遠藤航【写真:高橋 学】

勝敗を決したプレーを分析「先に遠藤選手が入っていた」

 日本代表は6月6日に国立競技場でブラジル代表と対戦し、0-1で敗れた。後半32分にFWネイマール(パリ・サンジェルマン)のPKによるとゴールが決勝点となったが、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏はファウルと判定されたMF遠藤航(シュツットガルト)の接触プレーを「僕からしたらPKじゃない」と指摘。誤審が勝敗を分けたと分析している。

 闘莉王氏の公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」の最新回は6日のブラジル戦。森保ジャパンはブラジルの猛攻に耐え続け、シュート数は22本対5本、枠内シュートは5本対0本と劣勢だった。勝負を分けたのは、後半32分の決勝PKにつながるプレーだ。

 中盤でのボールロストからショートカウンターを受けると、エリア内で遠藤とFWリシャルリソン(エバートン)が交錯。このシーンで主審はPKを宣告した。

「VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)があれば、全然違った判定になっていた。僕からしたらPKではない。先に遠藤選手が入って、リシャルリソン選手が後ろから蹴っていた。逆のファウルに近いシーン。あれで負けがつくのはすごく悔しい。僕からしたらPKじゃない」

 闘莉王氏はすでに先にボールにアプローチしていた遠藤に対するリシャルリソンのファウルが妥当な判断と主張し、誤審と指摘している。

「審判の位置もサイドに寄りすぎた。角度的に見づらかったかもしれない。(見えづらい状況で原則は)PKを吹かないこと。VARチェックされないといけない。よく考えれば、PKじゃない。あれで負けてしまうのは悔しい」

 ブラジルは本調子ではなかったと指摘する闘莉王氏だが、勝敗を分けた誤審に怒り心頭の様子だった。

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