“モウリーニョ体制”で冷遇されてきた名手マタが意地の初ゴール! 新生マンUを快勝に導く

素早いプレスから相手DFのミスを誘う

 しかし、モウリーニョ監督はボーンマスとのリーグ開幕戦ではマタをスタメンに起用した。そして0-0で迎えた前半40分、GKへのバックパスが短くなったところを見逃さなかったマタは、素早くプレスをかけてボールを奪取。一度はGKにクリアされたボールは、DFに当たって再びマタの足元にこぼれたため、後は無人のゴールへボールを流し込むだけだった。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」のツイッターが発信しているデータによれば、マタはモウリーニョ監督が率いたチェルシーでプレミアリーグ13試合に出場していたが、得点はゼロだった。この得点はモウ・ユナイテッドのプレミアリーグ第1号であると同時に、マタにとってモウリーニョ監督の下でのプレミアリーグ初ゴールとなった。

 先制点で勢いに乗ったユナイテッドは、後半にFWウェイン・ルーニーとFWズラタン・イブラヒモビッチにもゴールが生まれ、3-1とボーンマスに貫禄の勝利。不遇の時代を乗り越えてモウリーニョ監督の下での初得点を決めたマタは、これで“スペシャル・ワン”の信頼をガッチリとつかむことに成功したのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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