“奇跡”の再来か、メガクラブの逆襲か 熾烈を極める今季プレミアリーグを展望

マンチェスター勢の逆襲

 今季の優勝候補筆頭となるのは、マンチェスターの両雄だ。ペップことジョゼップ・グアルディオラ監督を招聘したマンチェスター・シティと、チーム再建の手綱をジョゼ・モウリーニョ監督に託したマンチェスター・ユナイテッドはオフシーズンから話題をさらっている。

 シティは引く手あまただったDFジョン・ストーンズの争奪戦を制し、リオ五輪世代のFWガブリエル・ジェズスも獲得。若手だけでなく、MFイルカイ・ギュンドアンなど実績十分の中堅選手まで手中に収めたバランスの良い補強で、ペップの希望に沿ったチーム作りが進められている。

 モウ・ユナイテッドがここまで獲得した選手は4人だけだが、FWズラタン・イブラヒモビッチ、MFヘンリク・ムヒタリアン、MFポール・ポグバなどインパクト抜群の補強を連発。イブラヒモビッチはデビュー戦でゴールを決めるなど、早くも存在感を示している。昨季ドルトムントで公式戦52試合23得点32アシストという圧巻の成績を残したムヒタリアンと、プレミア開幕直前に加入したポグバがどこまでフィットするかはチームの浮沈に大きな影響を及ぼしそうだ。

 4季前の王者がユナイテッド。3季前はシティ。ともにタイトル奪還を期す両者の間で実現する「ペップ対モウリーニョ」のライバル対決も必見だ。

 

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