“クルトワ発言”にアトレティコ陣営が激怒 欧州CL決勝前コメントが反感…記念プレート撤去騒動に発展
クルトワの失言が騒動に、本拠地前に埋め込まれていた記念プレートがなくなる
スペイン1部レアル・マドリードは、2021-22シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制した。ベルギー代表GKティボー・クルトワは、決勝のリバプール戦で好セーブを連発し、優勝の立役者となった一方、古巣アトレティコ・マドリードに関わる人たちからは、恨みを買うことになったようだ。スペイン紙「アス」が報じている。
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クルトワはCL決勝のリバプール戦の直前に、「決勝にレアルが勝ち上がった時、彼らはいつも勝っている。今、僕は歴史のグッドサイド(良い側)にいる」とコメントした。クルトワ自身、かつて2013-14シーズンに所属していたアトレティコで、決勝でレアルに敗れていたことを経験していたから出た発言だったが、これがアトレティコの関係者やファンを激怒させた。
マドリード市長のホセ・ルイス・マルティネス・アルメイダ氏は、「クルトワは、何年にも渡って私を喜ばせてくれた。だが、一つだけクルトワに言わせてくれ。愛を込めて伝えたいのは、グッドサイドがある一方で、リスボンで君に寄り添って泣いた人々もいたんだ。私たちは全員が、この町のグッドサイドにいるんだ」と、コメントした。
アトレティコの選手として通算100試合出場を達成したことから、クルトワの記念プレートが本拠地であるワンダ・メトロポリターノ前に埋め込まれていた。しかし、クルトワの発言後には、このプレートを撤去すべきという声が挙がるようになった。
こうした反応を受け、アトレティコのエンリケ・セレーゾ会長は「クルトワのプレートをどけたいのであれば、ドリルとシャベルを持ってくればいい」と発言。すると、この発言から数時間後、実際にクルトワのプレートが外されて捨てられたという。
CL決勝のMVPに輝き、レアルを優勝に導いたクルトワだったが、試合直後にも「十分にリスペクトを受けていない。特にイングランドでは」と発言をして話題に。プレーの面では評価を高めた一方で、そのコメントによって不快感を与えてしまうことになったようだ。