シャルケの買取オプション行使やセルティックの関心が報じられるなかで、フランクフルトが浮上

　ドイツ1部に復帰したシャルケの日本代表DF板倉滉は、今夏の去就が注目されている。シャルケの買い取りオプション行使、スコットランド1部セルティックが関心を示すなど、さまざまなニュースが飛び交うなか、ドイツ残留の可能性があるという。スコットランド紙「ザ・スコッツマン」が伝えた。

　板倉は2019年に川崎フロンターレからイングランド1部マンチェスター・シティへ移籍。その後、オランダ1部フローニンゲンで2シーズン過ごし、昨夏にはシャルケへ期限付き移籍していた。30年ぶりの2部降格という屈辱を味わった名門で板倉はレギュラーに定着。1年での1部復帰に貢献していた。

　シャルケは昇格の立役者の1人である板倉の完全移籍を望むも、財政面の問題から獲得を断念したと伝えられている。そのほかにもブンデスの複数クラブからの関心も伝えられているなかで、スコットランドの名門セルティックが板倉の動向をモニタリングしていると伝えられた。

　一方、「ザ・スコッツマン」紙は「セルティックがターゲットにする板倉はドイツにとどまる可能性がある」と見出しを打ち、「フランクフルトが板倉の獲得レースに参加」と伝えている。

「（アンジェ・）ポステコグルー監督はJリーグ時代に板倉の能力を認識しており、センターハーフの補強を望んでいる。しかし、ドイツメディアによれば、（スコットランドの）レンジャーズを破ってヨーロッパリーグ王者になったフランクフルトが、来季のチャンピオンズリーグ用に板倉とサインすることを熱望していると伝えた」

　今夏の注目株となっている板倉の去就から目が離せなくなりそうだ。