手倉森J終戦… 矢島弾でスウェーデンに1-0勝利もグループ3位で敗退決定

先制後も押し込み攻勢を仕掛けたが…

 後半開始早々の1分、日本は浅野、興梠、南野、大島とワンタッチでつなぎゴール前へ。大島は左の中島へパスを送ったが、中島からの折り返しはファーサイドに詰めた興梠慎三のもとへはわずかに届かなかった。

 その後もハイプレスから攻勢をかけるが、最後の局面でオフサイドの網にかかるシーンが続くなど、最後の一押しを決めきれない日本。手倉森誠監督は同12分、南野に代えて矢島慎也、同16分に浅野に代えて鈴木武蔵をそれぞれ投入し、攻撃の活性化を図った。

 すると、この采配が的中する。同20分、鈴木とのパス交換から大島僚太がドリブルで左サイドを突破。深い位置からの折り返しを矢島が滑り込みながらのシュートで豪快に押し込んだ。今大会初めて先制に成功した日本は、同22分にも塩谷司のヘディングシュートがクロスバーを直撃するなど、完全に相手を圧倒する展開となった。

 同31分には、CKの流れから植田直通がヘディングシュートでネットを揺らしたが、直前にDFと競り合った鈴木のプレーがファウルの判定となり、ノーゴールとなった。同32分、前後半にそれぞれ1本ずつ左足の強烈なシュートを放っていた興梠に代えて井手口陽介をピッチに送り、日本は交代枠を全て使い切った。

 迫力を欠いたスウェーデンの攻撃を封じた日本は、そのまま1-0で勝利。今大会初めての無失点で初勝利を手にした。勝点を4に伸ばした日本だったが、同時刻の試合で2位を争うコロンビアがナイジェリアを2-0で撃破して勝点を5に伸ばしたため、日本はグループB3位で決勝トーナメント進出は夢と消えた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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