シュツットガルト伊藤は「今季一番の注目株」 大躍進のシーズンを海外絶賛「多才さが際立った」

完全移籍が発表されたDF伊藤洋輝【写真:Getty Images】
完全移籍が発表されたDF伊藤洋輝【写真:Getty Images】

シュツットガルト加入後、瞬く間にレギュラーへ定着したパフォーマンスを査定

 欧州主要リーグでプレーする日本人プレーヤーの今シーズンを振り返るべく、海外メディアがドイツ1部ブンデスリーガの各クラブでプレーした選手のパフォーマンスを査定。初の日本代表入りを果たしたシュツットガルトDF伊藤洋輝を「夢のようなシーズンだった」と注目し、急成長ぶりに賛辞を送っている。

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 23歳の伊藤は昨年6月、当時J2のジュビロ磐田からシュツットガルトへ期限付き移籍。当初はセカンドチームメンバーとしての加入だったが、チーム事情もありシーズン前からトップチームの一員として帯同すると、パフォーマンスが評価されて、ファーストチームへ抜擢された。

 リーグ開幕から2試合こそ出番がなかった伊藤だが、第3節フライブルク戦(2-3)で初出場を果たすと徐々に出場機会を増やし、第8節ボルシアMG戦(1-1)以降にレギュラーを奪取。3バックの左センターバック(CB)のほか、左サイドバックやサイドハーフも器用にこなす万能性を売りに活躍を遂げ、昨年11月にはブンデスリーガの月間最優秀新人選手にも選ばれるなど、現地での評価を高めた。

 そんななか、今季ブンデスリーガで29試合1ゴール1アシストをマークした23歳の新鋭DFに、ブラジルメディア「グローボ・エスポルチ」が注目。今季ブンデスでプレーした日本人選手のパフォーマンスを査定した特集記事の中で、「伊藤洋輝は今季一番の注目株」「Jリーグ2部で発掘され、ブンデスリーガのレギュラーとなった宝石」と、その急成長ぶりを称えている。

 選手個人の評価項目では、「チームに溶け込み、ファンやペレグリーノ・マタラッツォ監督を納得させるには、少しの時間しか必要なかった。複数のポジションをこなす多才さ、ボールコントロール、読みの良さが際立った。1年前のレベルを考えれば、夢のようなシーズンだ」と賛辞が送られ、6月の強化試合に臨む日本代表メンバーに初選出された注目タレントについて「まだ若く、日本の2部リーグ出身であることを考えれば、良い1年目だった。もっともっと成長していける」と、さらなる飛躍へ太鼓判。シュツットガルトへの完全移籍が決まったばかりの若きタレントへ期待を寄せていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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