モウリーニョが明かした途中出場のマタをベンチに下げた理由 「彼が最も背が小さかったから」

コミュニティー・シールドの終盤、交代時に不満を露わにしていた名手

 マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、2-1で勝利した7日(日本時間8日)のレスター・シティとのコミュニティー・シールドで後半18分に途中出場したスペイン代表MFフアン・マタを、後半アディショナルタイムに途中交代させた。マタは交代時に不機嫌さを露わにしたが、指揮官は「彼が一番背が小さかったから」と采配理由を明かした。英紙「ザ・サン」が報じている。

 マタは1-1で迎えた後半18分に、先制点を決めたMFジェシー・リンガードに代わってピッチに登場。チームは同38分に、FWズラタン・イブラヒモビッチのゴールで勝ち越しに成功した。

 しかし、レスターも後半終了間際に猛攻に出る。DFルイス・エルナンデスがロングスローを連発し、GKカスパー・シュマイケルもゴール前に上げるパワープレーを仕掛けた。そこでモウリーニョ監督は最後の交代として途中出場していたマタを下げて、新加入のMFヘンリク・ムヒタリアンを投入した。途中出場で途中交代という屈辱を味わったマタの表情には、不満が滲み出ていた。

 これに対してモウリーニョ監督は、交代について明確な意図があったことを明かしている。

「彼(マタ)は私の采配を理解している。フェライニとイブラを下げることはできなかった。彼らは(ロングスローの名手)ロリー・デラップのようなスローインに対して重要な存在だった。我々は試合に勝ちたかったんだ。ルールでは6人の交代が認められていた。すでに5人の選手を交代していたが、試合の流れを切りたかった。ロングボールが多くなると予測したので、最も小さい選手を代える必要があった。彼が最も小さい選手だったんだ」

 

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