インテルに激震! 経営陣と対立したマンチーニ監督との契約解除を発表

開幕直前のドタバタ劇 長友の出場機会も不透明に…

 日本代表DF長友佑都が所属するインテルに激震が走った。8日、クラブは公式サイトでロベルト・マンチーニ監督との契約解除を発表した。

 クラブは「インテルは、ロベルトが2014年11月に監督に就任してからこなした仕事に感謝の意を表する。ロベルトの20カ月以上にわたる功績に感謝する」との声明を発表している。

 イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、後任はフランク・デブール氏が有力で、年俸は150万から200万ユーロ(約1億7000万円から2億3000万円)の3年契約を結ぶ見込みだと報じている。マンチーニ監督は移籍市場での補強方針を巡って、今オフにクラブの株式約70%を買収した中国企業の蘇寧グループとの対立があり、監督交代も視野に入っていると報じられていた。

 プレシーズンのインテルは混迷し、インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)ではフランス王者パリ・サンジェルマン(1-3)とドイツ王者バイエルン・ミュンヘン(1-4)に粉砕され、唯一の勝ち点ゼロとなる苦境にあった。マンチーニ監督は、遠征先のアメリカでクラブ幹部と会談を繰り返していたとされていたが、最終的に袂を分かつという結論に至ったようだ。

 インテルは13日にICC最終戦でセルティックと対戦し、21日にキエーボとのリーグ開幕戦を迎える。このドタバタ劇がどのように影響するのか、そして長友の出場機会にどのような影響を与えるかは不明だが、少なくとも“チャイナ・インテル”の船出は順風満帆とは言えない状況にある。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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