レアルでの確執は消えず? モウリーニョがEURO決勝でのC・ロナウドの熱血指導ぶりに疑問符

サントス監督よりも目立ったテクニカルエリアでの行動を一刀両断

 今季からマンチェスター・ユナイテッドの新監督に就任したジョゼ・モウリーニョ監督が、欧州選手権(EURO)決勝で熱血指揮官ぶりを見せたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)の行動に対して眉をひそめている。スペイン紙「マルカ」が報じている。

 “赤い悪魔”再建という大命題を託され、プレミアリーグ再挑戦に挑むモウリーニョ監督は、ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーをトップチームの練習に参加させないなど厳しい規律を選手に課している。

 指揮官としての威厳を早くも漂わせているモウリーニョ監督だが、今夏行われたEURO決勝でロナウドが見せた行動について言及した。ロナウドはゲーム序盤に相手MFディミトリ・パイェとの接触プレーによって左ひざを負傷。前半25分に痛みに耐えかねて自ら途中交代を要求。号泣しながらピッチを去った。

 しかしベンチに下がったロナウドは、延長戦後半にテクニカルエリアで躍動した。フェルナンド・サントス監督よりもテクニカルエリアの前方に飛び出し、オーバーアクションでレアルの同僚DFペペらピッチ内の選手を容赦なく怒鳴り続けた。サントス監督が得点したエデルにコーチングをする際に背後から指示を出し、監督にショルダータックルを食らわせるなど存在感を放ちまくった。

 この行動は母国ポルトガルを勝たせようとの行動だったが、冷徹な指揮官はポルトガルのテレビ局の取材にこう語ったという。

 

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