「引いたチームにどう攻撃するか」 浦和ロドリゲス監督、故障者続出で苦戦したACLで学んだことは?

浦和を率いるリカルド・ロドリゲス監督【写真:(C)AFC】
浦和を率いるリカルド・ロドリゲス監督【写真:(C)AFC】

タイでのACLはグループ2位で決勝トーナメント進出

 浦和レッズのリカルド・ロドリゲス監督は5月7日に定例のオンライン会見を行い、先日までタイで戦ったAFCチャンピオンズリーグ(ACL)について「この大会は引いたチームにどのように攻撃を仕掛けるか学びの場になった」と話した。

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 浦和は昨季の天皇杯を制してACL出場権を獲得し、4月15日の初戦から30日の第6戦までのすべてが中2日の集中開催の戦いに臨んだ。4勝1分1敗の成績を残し、勝ち点13で並んだ大邱FC(韓国)に直接対決の結果で劣って2位になったものの、グループステージを突破して帰国した。

 ロドリゲス監督はACLでの戦いについて、「一番の目標である突破を達成することができて良かった。シーズンのスタートに怪我人や入国できない選手がいて揃わないなかでやっていたが、チーム全体でACLに行けたのが良かった。この大会は引いたチームにどのように攻撃を仕掛けるか学びの場になった。日本のチームはプレスをかけることもあるが、引くこともあるのでそのような時に生かせるだろう。全員が出場できたのも良かったことだったと思う」と話している。

 首位を争った大邱とは第3戦と第4戦の連戦だったが、初戦を0-1で敗れて次を0-0で引き分けた。しかし、第5戦の6-0で勝利したライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)戦も含めた2試合は、チームに与えた好影響があると指揮官は捉えている。

「4戦目の大邱戦は、勝つことができなかったがパフォーマンスが良かった。相手のシュートもコーナーも1本もなかった。その前の試合の敗戦からしっかり反撃できた。ライオン・シティ戦も6得点したが、10点取ってもおかしくなかった。このチームは本気で戦うと勝てると感じられたはず。その勢いでリーグ戦も戦いたい。スタートのころは足りないものもいろいろとあったが、ACLでつけた自信を持ち、上位にいけると確信していきたい」

 ACLの期間中にはFWキャスパー・ユンカー、DF酒井宏樹、DF大畑歩夢が負傷していずれも手術。4月2日の北海道コンサドーレ札幌戦で負傷して手術を受けたDF犬飼智也も合わせ、「1か月で4人の選手が手術をしなければいけないのは、普通ではなくネガティブなこと」と指揮官は嘆くが、同時にACLでは高卒世代のDF工藤孝太やFW木原励に加え、負傷から復帰したMF平野佑一もプレーした。

 5月8日の柏レイソル戦から6月1日の天皇杯まで、すべて中2日から4日で7試合を戦う厳しい日程が待っているが、「誰かが離脱したならプレーできる選手を起用しながら、その選手が怪我をしないように疲労を見ながら、ローテーションもしながらチームのパフォーマンスを安定させて7連戦を乗り切りたい」と、ロドリゲス監督は起用法を語っている。

 タイで戦っている間に順位表は暫定で16位の位置まで落ちているが、ACLで得られた収穫を手に「ここからは順位表のポジションを上げていきたい」と指揮官は話す。まずは開幕から好調で上位につける柏との対戦が試金石になりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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