「今後出てこないかも」 松井大輔が語る名手・遠藤保仁、唯一「それに近い」と称した選手は?

松井大輔が遠藤保仁について言及【写真:Getty Images】
松井大輔が遠藤保仁について言及【写真:Getty Images】

鹿児島実業高の2学年先輩で「みんなの憧れ」と表現

 元日本代表MF松井大輔(Y.S.C.C.横浜)が自身の公式YouTubeチャンネルを公開。鹿児島実業高の先輩である元日本代表MF遠藤保仁(ジュビロ磐田)について語っている。

 緩急をつけたドリブルなど、テクニシャンとして鳴らす松井。「【唯一無二のパサー】松井大輔が語る、遠藤保仁という男」と題した最新回では、鹿児島実業高の2学年先輩で、日本代表の最多キャップ(152試合)を誇る熟練ボランチの遠藤について語った。

「天才パサー3人」の企画においても、元日本代表MF中村俊輔(横浜FC)、元日本代表MF中田英寿氏とともに遠藤を選んでいた松井。高校時代、「凄い選手がいるな」とファーストインプレッションを抱き、「みんなの憧れ」でもあったと振り返った。

 松井が振り返ったエピソードの1つが、2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)だ。1勝1敗で迎えたグループリーグ第3戦のデンマーク戦(3-1)、遠藤が岡田武史監督(当時)に意見を言いに行ったという。

「ワールドカップの時はヤットさんが岡田監督に言いに行った。デンマーク戦、僕が左に行ったんですけど、ちょっとフォーメーションを変えてやろうと岡田さんが言って。あまりうまくいかなくて、『これでやっていたらやられちゃうから、元の低位置に戻しましょう』と。試合の流れを見て、これでは危ないなと思ったんでしょうね」

 遠藤の「パスの精度」を尊敬し、「ヤットさんがいなかったらボールが回らない」と称賛した松井。「ヤットさんみたいな選手は見たことがない。今後出てこないかも」と語るなかで、日本代表MF田中碧(デュッセルドルフ)を「それに近いかもね」と表現していた。

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