ACLで“神業”、ピッチ全面の水溜まりを20分で完全除去が話題 「ブリーラム園芸すごい」

突然の“スコール”に見舞われたライオン・シティ・セーラーズ対大邱【写真:(C)AFC】
突然の“スコール”に見舞われたライオン・シティ・セーラーズ対大邱【写真:(C)AFC】

ライオン・シティ・セーラーズ対大邱は突然の“スコール”に見舞われた

 AFCアジアチャンピオンズリーグ(AFC)グループFの最終節が4月30日に行われ、ライオン・シティ・セーラーズ(シンガポール)対大邱(韓国)は1-2で終わり、大邱が勝利した。ブリーラム・ユナイテッドFCのホームスタジアムであるチャーン・アリーナで行われた一戦は、試合途中で大雨に襲われ中断せざるを得なかったが、1時間後にはピッチも回復。ファンからは「ブリーラム園芸」と称えられている。

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 夕日も照るなか開始された試合では、前半26分、ライオン・シティ・セーラーズが先手を取る。MFソン・イニョンが約25メートルの位置から強烈なミドルシュートを放ち、先制した。

 だが、大邱も反撃に出た。ガンバ大阪などで活躍した元韓国代表FWイ・グノが後半9分に頭で押し込み同点に追いつく。だが、ここから雲行きが怪しくなってくる。後半15分ごろには雨脚が強くなり、10分後にはピッチに水溜まりが出来ている状態。パスは止まり、走る度に水しぶきが上がるほどになっていた。ゴール前でシュートが止まるシーンもあった。後半31分には主審が試合の中断を決断。約30分後からピッチの整備を始め、全面にある水溜まりを除去すると、その10分後にはほとんど水溜まりはなくなり、20分後にはまったく何もない状態まで回復した。

 約1時間の中断を経て試合は再開。最終的には大邱が同36分にPKをFWゼカが決めて勝ち越しに成功した。

 あまりに手際のいいピッチ整備士の仕事ぶりに、ファンからは阪神甲子園球場の整備を担当している造園会社「阪神園芸」になぞらえ、「ブリーラム園芸すごい」「ブリーラム園芸さん流石」という声が挙がっていた。

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