C・ロナウドがPKを蹴らなかった“理由” 手痛い敗戦のマンU、監督が説明「試合後に彼と話をした」

アーセナル戦でゴールを決めたFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:ロイター】
アーセナル戦でゴールを決めたFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:ロイター】

ブルーノ・フェルナンデスがPKを失敗…来季のCL出場権獲得に“暗雲”

 イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは、4月23日に行われたプレミアリーグ第34節でアーセナルと対戦した。来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う両チームの直接対決は、ホームのアーセナルが3-1で勝利したが、この試合ではユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがPKを蹴らなかったことが話題となった。その理由をラルフ・ラングニック暫定監督が説明。英紙「メトロ」が報じている。

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 4月19日に行われていたリバプール戦に0-4と惨敗していたユナイテッドは、この日も悪い流れを断ち切れない。前半3分にDFヌーノ・タバレスに先制点を許すと、同32分にもPKから2点目を許す苦しい展開となる。

 それでも前半34分には、生まれたばかりの男の子が亡くなったことから、リバプール戦を欠場していたロナウドが、プレミアリーグ通算100得点目となるゴールを決めて、1点差に戻す。そして、後半10分にはユナイテッドがPKを獲得。普段はロナウドがPKを蹴っているが、この場面ではポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスがPKキッカーを務めた。フェルナンデスは、GKアーロン・ラムズデールの逆を取ったが、シュートはポストに嫌われて、同点に追いつくことはできなかった。

 その後、ユナイテッドはさらに1失点を喫して1-3で敗れ、来季のCL出場権獲得が難しい状況に追い込まれている。大きなPK失敗になったが、ラングニック監督もロナウドがPKを蹴らなかった理由を確認したという。「試合後に彼(ロナウド)と話をして、彼に聞いたんだ。彼は、彼が蹴るべきではないと感じたと話していた。だから、ブルーノが蹴る方がいいと判断したと言っていた」と、説明している。

 CL出場権を争うライバルとの直接対決で痛恨の一敗を喫したが、ラングニック暫定監督は「今日は、火曜日の試合(リバプール戦)よりも良かったし、パフォーマンスに改善が見られた。実際の得点よりも、多くのゴールを決めているべきだった。酷いスタートから盛り返すことができて、数多くのチャンスがあった。ロナウドのシュートがクロスバーを叩き、2度ポストにも嫌われた。より良い結果を得るために、十分なパフォーマンスは見せていたと思う」と、チームの復調を感じたようだ。

 この試合の結果、CLの4位争いはアーセナルとトッテナムの北ロンドンクラブの直接対決になるという見方が強まっているが、イングランド屈指の名門であるユナイテッドは、周囲の予想を覆す結果を出すことができるだろうか。

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