40歳イブラ、今シーズン終了後に“引退”も? 伊メディア「お金の問題ではない」と見解
40歳ストライカーのラスト5試合を展望、引退を懸けた思いへ現地注目
イタリア・セリエAは今週末のゲームからラスト5試合の勝負所を迎えるが、首位ACミランの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチはタイトル獲得へ向けた調整を進め、その先には引退を懸けた思いがあるとイタリアメディアで報じられている。
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イタリア紙「コリエレ・デラ・セーラ」では、負傷離脱から4月4日のボローニャ戦で途中出場して戦列に戻ったイブラヒモビッチが膝の過負荷により再離脱していたが、24日のラツィオ戦に向けて復帰が近づいていると報じている。
これを受け、ミラン専門のニュースサイト「ミランニュース」では、「イブラを知る者は、彼が簡単に諦めるようなタイプではないことをよく知っている。彼がベンチにいるだけで、特にチームの士気が違ってくる。ズラタンはサッカーとスクデット(リーグ優勝)を争うチームの目標にのみ集中し、この5試合ですべてを出し切りたいと思っている」と、イブラヒモビッチがチームに与える影響を報じた。
ミランは現在、バーレーンに拠点を置く投資ファンド「インベストコープ」と11億ユーロ(約1500億円)で独占的な買収交渉を行っているとされる。仮に交渉が妥結した時に、「現経営陣を承認すれば、来年もイブラがピッチに立つ可能性もある。マルディーニは、スウェーデン人選手に対して常に門戸を開いていると考えている」と、強化責任者の元イタリア代表パオロ・マルディーニ氏らの処遇はイブラヒモビッチが来季もミランでプレーする選択肢を持てるかどうかに影響を与えるとした。
一方で「イブラが知的な人物であることは明らかで、今シーズンが終われば今シーズンの経過からも引退の可能性についてより深く検討しなければならないことを彼は理解しているだろう。決断の多くは彼の意志によるだろう。確かに年俸の見直しは必要だろうが、ズラタンにとっては、もはやお金の問題ではなく、もう一度自分を超えることだけが目的だ」と、あくまでもイブラヒモビッチが自分自身に満足してプロ生活を続けられるのか、プライドの部分が大きいと論じた。
イブラヒモビッチは今季、前半戦で7ゴールを決めているものの後半戦では負傷離脱もあり1ゴール。すでに40歳を迎えたカリスマストライカーだが、ラスト5試合にミランのタイトルとプライド、そして自身の引退を懸けて臨むことになる模様だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)