「引き分けが妥当だった」 FC東京アルベル監督、浦和ロドリゲス監督との“スペイン人対決”に感じたことは?

浦和のリカルド・ロドリゲス監督とFC東京のアルベル監督【写真:高橋 学 & 徳原隆元】
浦和のリカルド・ロドリゲス監督とFC東京のアルベル監督【写真:高橋 学 & 徳原隆元】

ゴールは生まれずも、「お互いにチャンスのある見ごたえのある物だった」と評価

 FC東京のアルベル監督は、4月10日に行われたJ1リーグ第8節浦和レッズ戦で0-0の引き分けに終わり、「今日の試合はより戦術的な、ヨーロッパ的な試合だった」と、敵将リカルド・ロドリゲス監督との“スペイン人対決”について振り返った。

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 浦和のロドリゲス監督は試合前日の会見でアルベル監督について、「バルサスクール出身と言える。4-3-3を守ってバルサモデルでプレーする」と話していたが、浦和ボールの時にはアルベル監督が配置を変えて対応。高卒ルーキーのMF松木玖生をトップ下のようにして、MF青木拓矢とMF安部柊斗がダブルボランチ気味に構えた。

 その狙いについてアルベル監督は、「浦和は中央で危険なプレーをしてくると感じていた。同じような状態で(ヴィッセル)神戸戦も中央を打開されて苦しんだ。それを踏まえ、守備の時にはダブルボランチ気味にやると狙った。今日も浦和のFWまたはトップ下が降りてくる、ウイングが中に入るという中盤の中央で数的優位を作る狙いがあった。守備の安定性を維持するために、いつもより前がかりにプレスにいけなかったので相手にボールを譲ったと思うが、そこは固めることができた」と話した。

 一方で、後半からは両サイドを使ったカウンター狙いが顕著になり、FW永井謙佑が右、後半から投入のFWアダイウトンが左に張り出して、シンプルにワイドを使ったカウンターに活路を見出した。どちらにチームにもゴールは生まれなかったが、「今日の試合はより戦術的な、ヨーロッパ的な際だった。お互いにチャンスのある見ごたえのある物だったと思う。とても拮抗した試合だった。引き分けが妥当だったと思う」と振り返った。

 浦和のロドリゲス監督も、ビルドアップ時の配置を試合中に複数回変更して組み立てて優位性を奪いに行った。アルベル監督も、システムを微調整しながら受け止めており、そうした両指揮官の駆け引きは見応えのある物だった。

 アルベル監督はアルビレックス新潟、ロドリゲス監督は徳島ヴォルティスを率いてJ2で対戦したこともある。スペインからやってきた戦術家同士が激突した一戦は、スコアレスドローという結果ながら頭脳戦の部分でも白熱したものになっていた。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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