ドルトムント香川が起死回生の同点アシスト! マンC相手に奮闘もPK戦で敗れ連勝ならず

PK戦では2人目のキッカーを務め成功

 後半30分、香川が巧みな動き出しで最終ラインの裏へ抜け出そうと試みるも、出し手のカストロとの呼吸が合わなかった。続く同31分、香川の縦パスを起点にMFホバー、カストロとつないでGKと1対1になる場面を迎えたが、カストロのシュートは枠を外れた。リプレイで確認するとGKは触っていたが、判定はゴールキックとなった。

 均衡が破れたのは、ドルトムントの決定機から3分後だった。同34分、左サイドからワンツーパスでエリア内に侵入したシルバの折り返しをFWアグエロが無人のゴールに押し込み、シティが先制に成功した。

 後半終了間際の同47分、ドリブルを仕掛けた香川がエリア内でMFフェルナンジーニョに後ろから倒されるも、ホイッスルは鳴らず。ドルトムントの選手は猛抗議したが、判定は覆ることはなかった。しかし、同51分、ショートコーナーを受けた香川のパスからMFプリシッチが右足のシュートを押し込み、起死回生の同点ゴール。試合はPK戦での決着にもつれ込むことになった。

 PK戦はシティの先攻でスタートし、お互いに1人目のキッカーが失敗。ドルトムントは香川が2人目のキッカーとして登場し、右隅に落ち着いて決めた。両者2人目から6人目までは全員が成功。シティ7人目のFWスターリングのシュートをGKビュルキがセーブしたが、ドルトムントは決めれば勝利というキックをMFラーセンが失敗した。

 続く8人目でシティが成功させたのに対し、ドルトムントはDFメリーノのシュートがGKに防がれ、最終スコア6-5でシティが勝利。マンチェスター勢と対戦したICCで、ドルトムントは惜しくも連勝を逃した。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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