「クラブへの感謝はグラウンドで」 町田の新左SB翁長聖が誓うJ1昇格への全力プレー

得意のクロスも「もっと磨きたい」と成長に意欲的だ【写真:(C)FCMZ】
得意のクロスも「もっと磨きたい」と成長に意欲的だ【写真:(C)FCMZ】

J1昇格の目標に向かってさらなる成長を約束

 そのなかでも、大宮のキャプテンを務めるMF三門雄大から学ぶものは多かったという。初の古巣対決を迎える3月30日の大宮戦に関しては、「いつもどおりのプレー」で勝利を目指す。

「ミカさん(三門)は背中で語るというか、『この人についていきたい』と思わせてくれる初めての選手でした。僕が言うのはおこがましいですが、ミカさんも気にかけてくれて、いい関係だったのではないかと思います。大宮は初めて移籍したチーム。知ってる選手も多いし、すごく楽しみな試合です。特に(古巣と)気にせず、いつもどおりにプレーすることが、大宮の選手やスタッフに対する一番の恩返し。『絶対に勝ってやるぞ』という気持ちはどのチームと対戦する時も同じです」

 プロ6年目、「怪我をしないことが自分の一番の武器」だと語る翁長は、J1昇格の目標を胸に、チームのために死力を尽くす覚悟はできている。

「クロスはもっと磨いて、自分でゴールに向かっていくことも増やして、プレーの幅を広げていきたいです。僕はあまり未来のことは見ていなくて、目の前の試合、そして次の試合を大事にしています。昇格という絶対の目標があるなかで、みんなでそれを達成するために個人がいるチームになりたい。サッカーに集中できる環境を作ってくださっているクラブへの感謝は、僕ら選手はグラウンドでしか返せないので、プレーで見せていくつもりです。サポーターのみなさんは友だちを連れて、たくさんスタジアムに来てください。試合映像の外で踏ん張っている選手がいてこそサッカーが成り立つわけで、そのライブ感をスタジアムで味わっていただけたらもっと楽しくなるだろうし、DAZNでの見方も少し変わると思います」

 町田の左サイドで躍動する翁長の姿を、しっかりと目に焼き付けておいて損はないはずだ。

[プロフィール]
翁長聖(おなが・ひじり)/1995年2月23日生まれ、兵庫県出身。帝京第三高―中央大―長崎―大宮―町田。スプリント力や運動量、精度の高いクロスを武器とするダイナミックなサイド職人。マイペースな性格ながら、内には熱い闘志とアグレッシブさを秘め、チームを活性化する。サッカーを始めた頃に憧れていた選手は、元ブラジル代表FWロナウジーニョ。

【試合情報】
開催日:2022年3月30日(水)
カテゴリー:J2リーグ第7節
対戦カード:FC町田ゼルビア vs 大宮アルディージャ
キックオフ時間:19:00
試合会場:町田GIONスタジアム

情報・試合に関するイベント情報などはこちら
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