移籍金6億円に下落も移籍打診すら届かず… 高年俸、年齢、不振の三重苦のミラン本田の移籍率は50%

本田放出にも弊害が…

 それらを総合すればミランの判断は本田の放出に動きそうだが、この特集では現状どのクラブからもオファーのみならず、獲得への予備調査すら届いていないという悲惨な状況をレポートしている。

 契約が残り1年間あるだけに、本田サイドの意向だけで移籍はできない。本田に興味を持ち、オファーに発展するクラブがなければ仮に出場機会がなくても、ミランにとどまるしか選択肢のない。人気株となったスソが売却益を見込み、仮に放出となった場合、アジア市場でのマーケティング要員として成果を上げてきた背番号10には消極的な残留という道が出てくる。

 ミランはインターナショナル・チャンピオンズカップに参加するためにアメリカに遠征。ドイツ王者バイエルン・ミュンヘン、イングランドの名門リバプール、チェルシーと対戦する。

「ミランには、スソとホンダによるチーム内ダービーマッチがアメリカにある」と特集では結論付けている。残留にせよ放出にせよ、自らのプレーをアピールすることでキャリアの苦境を打破したいところだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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