「1分でも結果を残さないと」 代表復帰の三笘が“ジョーカー役”に意欲「途中出場は慣れている」
前回の代表活動は足首の負傷で招集回避 復帰となった今回に期待
森保一監督率いる日本代表は、3月24日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第9節オーストラリア戦に臨む。今回、代表に復帰したMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)が21日にオンライン取材に応じ、「(出場時間が)何分でもその中で結果を出したい」と意欲を覗かせた。
2021年夏に川崎フロンターレからベルギー1部ユニオンSGに移籍した三笘。自慢のドリブルを武器にハットトリックを達成するなど、初の海外挑戦で強烈なインパクトを残し、同11月のカタールW杯アジア最終予選第6節オマーン戦(1-0)でのA代表デビューにつなげた。
今年1月、2月の同予選は右足首の負傷で招集されなかったが、今回復帰となり、“ジョーカー役”として期待が懸かる。三笘自身、「途中から(の出場)は慣れている」と、流れを変えるプレーに静かに自信を覗かせる。
「(出場時間は)1分でも5分でも多ければそれはいいけど、シチュエーションによって変わる。1分でも結果を残さないといけない世界。結果を出せるように準備をしている。多いに越したことはないけど、何分でもその中で結果を出したい」
敵地でのオーストラリア戦は、勝利すれば自力でW杯出場が決まる。三笘は「チームとしても、個人としても命がけで戦う」と誓い、勝利への強い思いを口にしている。
「(A代表デビュー戦の)オマーン戦でもそう(ターニングポイントになるかもしれない)思っていたし、それが今にもつながったと思う。先輩たちがつないできた結果を自分たちがつなぐこと。未来のため、自分の夢のためもそうだし、いろんな人の思いが懸かっている。後悔なくプレーして勝利できれば嬉しい。僕自身は攻撃的なプレーヤーなので、ゴールやアシストで貢献するのが個人的な目標。出られなくても日本が勝利できればいい」
三笘が2度目のA代表の舞台でどんなプレーを見せるのか、期待は高まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)