久保建英、マジョルカ残留?レアル復帰?“来季去就”で地元サポーターの意見真っ二つ「レアルでできる」「難しい」
【スペイン発コラム】レアル戦で1万7191人が入場、注目を集めた久保建英
スペイン1部マジョルカが現地時間3月14日、2シーズンぶりにレアル・マドリードをホーム、ソン・モッシュに迎えた。月曜日の夜9時キックオフ、曇り空にやや風のある天候、リーガ4連敗中、さらに首位レアルを迎えるにあたり、クラブがチケットの一般価格を80〜250ユーロ(約1万400〜3万2500円)と通常の倍以上に設定したため、観戦のハードルが高い試合となった。
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にもかかわらず、ラゴ・ジュニオルのゴールで勝利した2シーズン前の大金星の再現を夢見る多くのサポーターがスタジアムに足を運んでいた。その入場者数は1万7191人。これは新型コロナウイルス感染拡大前の2シーズン前に行われた同カードの2万265人には及ばなかったものの、それ以降では最多の入場者数となった。
サポーターたちは試合前、少し早い時間からスタジアム併設のバル「マジョルカフェ」に集い、大音量の音楽が流れる野外フェスのような雰囲気のなか、首位チームを相手に我がチームが再びジャイアントキリングを成し遂げられるか否かを酒のつまみに盛り上がっていた。
この日、最も注目を集めたのはレアルからレンタル中の日本代表MF久保建英だ。
マジョルカとの契約が今年6月30日までとなっており、来季の去就についてスペインメディアにさまざまな報道をされていたなか、スペイン紙「AS」の試合当日の一面をレアルFWヴィニシウス・ジュニオールと一緒に飾っていた。来季復帰に向けたアピールのチャンスということもあり、久保のこの一戦への意気込みは相当なものと予想されていた。
高橋智行
たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。