久保建英、来季レアル復帰を専門メディア予想 「日本人選手がレースに勝った」

マジョルカの日本代表MF久保建英【写真:Getty Images】
マジョルカの日本代表MF久保建英【写真:Getty Images】

ドルトムントへ期限付き移籍中のレイニエルとの競争に勝利と現地メディアが報じる

 スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、2019年6月にFC東京からスペインの名門レアル・マドリードへ移籍した。しかし、加入後はレンタル移籍が続き、これまでレアルの選手として公式戦に出場していない。そんななか、レアル専門メディア「Defensa Central」は、「クボはレアルで居場所を得る。2022-23シーズンは彼を頼りにしている」と、来季のレアルで戦力として計算されていることを報じた。

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 今季2シーズンぶりにマジョルカへ期限付き移籍している久保は、ここまで公式戦19試合で2得点3アシストを記録。2月26日に行われたリーガ・エスパニョーラ第26節バレンシア戦では0-1で敗れたものの、久保は何度もゴールに迫るチャンスを作り、評価を高めた。

 マジョルカでの久保の状態は、保有権を持つレアルも確認しており、記事では「レアル・マドリードはタケフサ・クボに新たな役割を準備している。日本人選手はクラブが3シーズン前に出した課題をクリアしたことで、2022-23シーズンはトップチームでの居場所が与えられる」と、報じている。

 マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェと続いたレンタル移籍で久保が成長を見せているだけでなく、レアルが新たなウイングの選手を加えて、攻撃陣の再編を行うことも、その理由に挙げている。そして、「久保は2019年にレアルに加入してから、すでに2500分以上の時間、レアルのトレーニングに参加している。成長を見せて、安定感を増し、堅実なプレーを見せるウイングに対してマジョルカは、フロレンティーノ・ペレス会長に来シーズンのレンタル移籍期間の延長を申し出たが、首都のクラブは別のプランがある」としている。

 最大の問題となっているのは、各チームに3つしかないEU圏外の枠だ。だが、これについてもブラジル代表FWヴィニシウスがスペインのパスポートを取得する見込みであり、MFレイニエルと久保が、その枠を争うことになっていたが「日本人選手がレースに勝った。そのため、20歳のブラジル人が来シーズンは再びレンタル移籍に出て、経験とリズムを掴むことになる予定だ」と、久保のレアル復帰が近いことを強調している。

 順調な成長を示して、自身の価値を高めている久保だが、何かがあれば評価が一変するのがサッカー界。残りのシーズンでさらなる活躍を見せ、世界屈指の名門での居場所を確実に作りたいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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