マジョルカ久保を「削って止めた」 敗戦もスペイン紙最高評価「ファウル10回の餌食」

マジョルカでプレーするMF久保建英【写真:Getty Images】
マジョルカでプレーするMF久保建英【写真:Getty Images】

バレンシア戦でフル出場した久保、果敢なプレーで存在感を発揮

 スペイン1部マジョルカは、現地時間2月26日に行われたリーガ・エスパニョーラ第26節でバレンシアと対戦。試合は0-1と敗れたなか、先発フル出場した日本代表MF久保建英がキレのある動きを披露し、現地スペイン紙は久保に最高評価を与えている。

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 マジョルカは開始早々の前半4分に失点。6試合連続スタメンの久保は右サイドハーフで出場したなか、同6分にカットインからシュートチャンスを作ると、同12分には自らペナルティーエリア内左からシュートを放つ。また同23分にはボールを奪い、右サイドをドリブル突破。相手DFオマル・アルデレーテがイエローカードのファウルで止める鋭さをも魅せ、同アディショナルタイムにもカットインから左足シュートを放っている。

 後半7分には、ペナルティーアーク付近でボールを持った久保が絶妙なスルーパスを供給。DFハウメ・コスタがペナルティーエリア内でフリーとなりゴールチャンスを迎えたが、わずかにトラップが乱れて決定機を逃してしまう。結局、終盤に退場者も出したマジョルカはゴールを奪えず、0-1で惜敗した。

 スペイン紙「マルカ」は、久保に対して決勝点の相手DFガブリエウ・パウリスタと並ぶ最高評価「3」を与えており、「タケ・クボはバレンシアが犯した21ファウルのうち大きなパーセンテージを占めた」と評している。

 またスペイン紙「AS」は「タケ・クボはバルメジョン色の目覚まし時計としての役割を担った。ブランキネグロス(バレンシア)はあらゆる形、つまり削って選手を止めた。日本人選手はファウル10回の餌食になった。うち3回はブライアン・ヒル、アルデレテ、イラクスにイエローカードが出された」と言及。バレンシアの21回のファウルのうち、久保が10回のファウルを誘発するなど脅威になったと報じた。

 チームは2連敗を喫し、16位と苦戦が続くなか、久保のプレーは現地でも高い評価を得ている。

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