ミラン本田は「情熱を持っていない」 伊紙が“左利きのファンタジア”としてスペイン人MF絶賛

4-3-3の右サイドでスソが躍動

 昨季1得点3アシストの本田は、このボルドー戦の遠征メンバーから外れていた。「クビにされても仕方ない結果」と不甲斐なさを明らかにしていた背番号10は、同じレフティーのスソ台頭により、立場を一気に悪化させているのは間違いない。

「ボルドーの試合後、モンテッラ監督から称賛された。数日前から価値を高めるべき選手と確信した監督は、最初のテストマッチで起用した。ミランの4-3-3の右サイドで起用し、左利きのファンタジア(創造性の)あるプレイヤーとして価値を見せた。他に、これほど繊細な左利きのプレイヤーはいない」

 ミランで本田が「持っていない」と一貫して評価されてきたファンタジアの持ち主とされたスソ。そのテクニックは「繊細」と表現され、同じ左利きの本田との差を際立たせている。

「本田は左利きだが、それほど情熱を持っていないようだ」

 昨季は黒子役として攻守に奮闘してきた本田だが、攻撃センスが期待される左利きのアタッカーとしては魅力に欠けると、記事では指摘されている。公平に選手を評価すると宣言していたモンテッラ監督もスソの才能を高く評価しており、移籍確率70%とイタリア地元紙に評価されていた本田は、さらに苦しい立場に追い込まれた。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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