大手コンサル、なぜ東大サッカー部と契約したのか スポーツ界や日本社会の問題解決へ3つの目的

新シーズンは東京都大学2部リーグを戦う【写真提供:東京大学運動会ア式蹴球部】
新シーズンは東京都大学2部リーグを戦う【写真提供:東京大学運動会ア式蹴球部】

「学生なのにすごい」を超えて、まだ誰も考えたことのない企業とクラブの関係へ

 東大生の採用に関しては多くの企業が興味を示すところで、ア式蹴球部のプロモーションユニットにとっては大きなセールスポイントでもある。石丸は「(東大の)体育会の学生との接点を持てるという部分は企業の方々に魅力を持ってもらえるところ。だからこそ、そういう場を作ることは絶対に必要」と、今後もリクルーティング関連のイベント開催に意欲を見せた。

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 そして「僕らはスポーツ業界や日本社会が抱えている問題の解決に大学スポーツの現場から寄与できるようにしていきたい。『学生なのにすごい』という評価を超え、『1つのサッカークラブとして面白い』と思ってもらえるような、まだ誰も考えたことのないような企業とサッカークラブの関係性を築いていきたい」と、さらなる成長を誓った。

 学生スタッフが主体となり、新監督招聘や新規スポンサー獲得などに取り組んでいるア式蹴球部。昨季の東京都大学1部リーグで最下位となり、チームは残念ながら2部リーグへ降格となった。新シーズンは1部再昇格に向けてピッチの上での結果も求められることになる。ピッチ内外で彼らのチャレンジがどのように実を結ぶのか。その行方に注目だ。

(石川 遼 / Ryo Ishikawa)



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