ベンゲルの解説者との兼業禁止令で退団のアンリ 「アーセナルの監督が夢」と古巣愛語る

U-18チームのコーチを辞任も「このクラブを愛しているんだ」

 アーセナルのレジェンドで元フランス代表FWティエリ・アンリ氏は、アーセン・ベンゲル監督から解説者と指導者の兼業を禁止され、アーセナルのU-18チームのコーチを退任することになったが、「いつかトップチームの監督をやりたい」と変わらぬ“ガナーズ愛”を強調している。英紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」が報じている。

 アンリ氏は英衛星放送「スカイ・スポーツ」と、6年で総額2500万ポンド(約34億円)という大型契約を結び、昨年解説者デビューした。アーセナルのU-18チームのアシスタントコーチにも就任したが、ベンゲル監督は解説者と指導者の二足のわらじを禁止。その結果、後継者と期待されていたアンリ氏はコーチを辞任し、解説者の契約を選んだ。それでも、アーセナルを愛する気持ちに変わりはないという。

「アーセナルの監督になることが夢じゃないと言えば、ウソになってしまう。それだけ、このクラブを愛しているんだ。サッカーは私の情熱であり、常に存在するものだ。ただ、残念ながらその夢には決して近くないね」

 プレミアリーグのクラブやUEFA管轄の大会でも指揮を執れるUEFAプロライセンス取得の手続きをアーセナルで進めていたアンリ氏だが、アーセナル下部組織から離れることになった結果、クラブを探す必要に迫られている。

 

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