浦和ロドリゲス監督、「差が出た」と指摘 黒星の開幕戦で露呈した“課題”とは?

浦和を率いるリカルド・ロドリゲス監督【写真:高橋 学】
浦和を率いるリカルド・ロドリゲス監督【写真:高橋 学】

京都戦で0-1敗戦、ロドリゲス監督が回想「決定機は3つ、4つあったと思う」

 浦和レッズは2月19日のJ1リーグ開幕戦、京都サンガF.C.とのアウェーゲームに0-1で敗れた。新型コロナウイルスの影響で起用できないメンバーも少なからずいるなかだったが、試合自体は決定力不足により勝ち点を落としたものになった。

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 12日の富士フイルム・スーパーカップで川崎フロンターレに2-0で勝利してシーズン最初の公式戦を飾った浦和。今週に入って選手5名、スタッフ5名が新型コロナウイルスに陽性反応を示し、症状の有無はあるものの隔離、療養の措置が取られている。ほかにも負傷を抱えた選手やコンディションが十分でない選手がいるなかで始まった試合は、狙い自体は機能した部分が多かった。

 自分たちのスタイルであるハイプレスを前面に出してくる京都に対し、リカルド・ロドリゲス監督はMF関根貴大を右サイド、FW明本考浩を左サイドに張り出す形で攻撃をスタート。相手サイドバックまで含め前に重心がかかったところを、ロングボールで裏返した。指揮官も「あまり悪いスタートではなかったと思うし、決定機も作った。もう少し忍耐強くボールを持ちたかったが、相手のハイプレスがあるなかでのプレーでもあった」と話している。

 実際に、前半15分には右サイドのスローインからGK西川周作までボールを下げ、そこに一気に寄せてくる京都に対して西川が左サイドの背後へロングボールを供給。そこで明本がボールを受け、デビュー戦になった大卒ルーキーMF安居海渡がゴール正面からシュートを放つビッグチャンスにつなげた。前半では他に右サイドを突破してからのボールでDF馬渡和彰がゴール正面からシュート、後半にもFW江坂任がサイドからのボールで2回、DF酒井宏樹がゴール至近距離から1回シュートを放つ決定機があった。

 しかし、それらすべてを生かせなかったことで、後半4分にFWピーター・ウタカに決められたゴールに屈する形になった。ロドリゲス監督は「決定機は3つ、4つあったと思う。相手にほとんどチャンスを作らせないなかで決められた決定力の差が出てしまった。攻撃のポジショニングは良くなかったが、より勝利に近い試合をできたのは浦和だったと思う。起用できない選手もいたが、それは言い訳にできない」と話した。

 ロングボールでのチャンスはあった一方で、指揮官が「攻守にポジショニングが良くないところはあった。佳穂が入ってからはボールを持てた」と話したように、図ったように残り30分で投入されたMF小泉佳穂が入ってからは中央にクッションを作る攻撃も生まれた。

 昨季からデンマーク人FWキャスパー・ユンカーが欠場、交代した時の決定力不足は大きな課題であり、ロドリゲス監督も「攻撃面では改善点が多い」と言及。リーグ優勝を明確な目標として掲げるなかで、「そのためには70得点くらいが必要だろう」という目安を提示していた指揮官だが、この課題を解決できるかどうかが目標に近づくことができるのかに大きく影響すると言えそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)

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