「別世界」 異国を歩いた神戸ボージャンが語った日本に“惹かれる理由”とは?

神戸で2シーズン目を迎えたFWボージャン・クルキッチ【写真:(C) VISSEL KOBE】
神戸で2シーズン目を迎えたFWボージャン・クルキッチ【写真:(C) VISSEL KOBE】

母国紙「AS」のインタビューで神戸移籍や日本の魅力に言及

 ヴィッセル神戸の元スペイン代表FWボージャン・クルキッチは、日本での2年目のシーズンを迎えた。スペイン大手紙「AS」のインタビューでは、日本と他国の違いや今季の目標について語っている。

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 かつてスペイン1部FCバルセロナでプレーし、現在神戸に在籍する元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタらと共闘。その後はイタリア、オランダ、イングランドのクラブなどを渡り歩き、2021年夏に神戸へ加入した。

 昨季はシーズン途中に故障もあってリーグ戦6試合1得点に終わったが、日本での2年目は本領発揮が期待される。

「マルカ」紙のインタビューでは、神戸移籍の経緯について、イニエスタとスペイン人MFセルジ・サンペールの存在がなければ、また違った決断になっていたかもしれないと振り返る。

「その前に日本のリーグで僕にコンタクトを取ったクラブがあり、僕はその提示を受け入れなかった。なぜなら僕は多くの経験をしてきていて、外国に1人でいることがどういうものか知っている。その前にはカナダにいて日本へ行くためには文化的、プロとしての違いがあり、誰かに寄り添ってもらう感覚が必要だった。それが僕にとって適応をすごく楽にしてくれた」

 これまで、スペイン、イタリア、オランダ、イングランド、ドイツ、カナダで過ごしてきたなかで、日本の違いについては「日本は別世界」と話す。

「文化、サッカー的なもの、メンタリティー……。それぞれのレベルでね。感覚としてはほかの世界。僕がここへきてから(新型コロナウイルスの)パンデミックで国が閉ざされていて、それがさらに違うものになっている。文化に興味があったから僕が来たいと思っていたところだった。少し知っていたけど、もっと知りたいと思っていた。僕が知り合った人たち、食事、ETC、僕にとって文化的に日本が気に入っているところだ。プレーなのか訪問(旅行)なのか分からなかったけど、行きたいっていう意思ははっきりしていた。ヴィッセル神戸の可能性が出てきた時、とても嬉しかった」

 昨季神戸はクラブ史上最高位のJ1リーグ3位を記録し、今季はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)も戦う。「僕らは成長しているクラブということを意識すべき」と話すボージャンが、イニエスタらとともにどのようなプレーを見せるのか注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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